メルヘンカルタ(ダンダダン)
めるへんかるた
※この記事は『ダンダダン』の重要なネタバレを含みます。
「あなた様のおかげでやっと出ることが出来ました。とても愛しています」
團曼羅の中に封印されていたカルタのような悪魔。慇懃無礼な口調で、レ・ミゼラブルの歌詞を好んで口ずさむ。悪意の現化でもあり、闇を抱えた人物に取り憑こうとする。
自身の封印されていた呪行李を乗っ取り、ボードゲーム團曼羅へと作り変え、プレイヤーにクリアさせることで封印を解かせようと目論んでいた。
誘い込まれた桃とズマによって封印が解かれ、ズマとその仲間達を洗脳して助けに来たオカルンや委員長達に襲いかかる。
元ネタは都市伝説である『悪夢のメルヘンカルタ』。
見た相手を洗脳する能力を持っており、そこにさらに精神攻撃でより確実に従順な手駒にする。洗脳に成功すると、取り憑いた者の体以外の全てを操作することができる。
なおこの時、本来なら反動が強く回数制限のある技能も制限を無視して使用可能にするため、取り憑かれた肉体は大きなダメージを負う。メルヘンカルタも人間を見下しているので、憑依した相手を使い潰すことに罪悪感を感じていない。
洗脳の手法は、見た相手の精神に介入して後悔・憎悪・恐怖などの負の感情を煽り、それに囚われた相手を負の感情一色に染め上げて支配する。
ただし「強力な守護霊が憑いている」「本人自身がその感情に折り合いを着けている」などの場合、メルヘンカルタの魔の手を振り切ることは可能。
そしてメルヘンカルタの洗脳法もこれ一辺倒なので、強いメンタルを宿す相手には通じにくいことが示唆されている。
自身を構成する札は、顔、目、口、耳の四枚が存在し、対応する札の顔の部位を相手から奪い去ることもできる。対象の部位のカードを破壊すれば元に戻るが、すぐに再生するためあまり意味はない。
カルタの名が示す通り、読み手と取り手が存在しており、メルヘンカルタのカードを同時に2枚、もしくは全て破壊することで撃破可能である。