モンゴリアンデスワーム(ダンダダン)
だんだだんのもんごりあんですわーむ
※この記事は『ダンダダン』のネタバレを含みます。
ジジの実家がある温泉街の地下に潜んでいた巨大食人ミミズのUMAにして鬼頭ナキ率いる鬼頭家が信奉する蛇神の正体。通称“くらがり”。ゴビ砂漠に生息しているという。
オカルン曰く、通常は1.5〜2メートルぐらいの大きさらしいが、鬼頭家が大蛇様として崇めながら人柱として供物を200年間捧げ続けた影響で、数千メートル以上の怪物となった。巨躯の表面にはまだら模様が浮いている。
供物を捧げてきた鬼頭家も食ったりするなど見境がなく、中身は知性の低い獣である。
その巨体で物理的に突進してくるほか、人を自殺させる念波を発したり、ドロドロの粘液を出す事が出来る。また、電撃を発し毒霧を散布して相手を弱らせる特性を持つ。
並外れた再生力も持っており、首を吹っ飛ばされてもすぐに生え変わる。
視覚は無いように見えるが、物に反響する音を拾って獲物の位置を判断している。また、細菌と共生している為か紫外線を大量に含む太陽光が弱点である。
ジジの家に隠された部屋に流砂を展開しモモやオカルン、ジジ、そしてオカルン達により落とされた鬼頭ナキと鬼頭家の男衆らを呑み込み,今まで建てられた家が積み上げられた空間に引きずり下ろし出現。
ナキら鬼頭家は供物としてモモ達3人を生贄として捧ぐ…のだがデスワームは3人に目もくれず鬼頭家の方を襲撃。全員飲み込んでしまった。
その隙に家の中に逃げようとする3人に念波を放ち、モモとオカルンに強い自殺願望を抱かせ自殺させようとするが、効果のないジジとターボババアらによって縛られる。しかしモモが超能力を用いてターボババアを押さえつけつつガラス片で自殺しかけたのをジジが庇い全員を避難させるがそれを嘲笑うかのように3人まとめて喰らおうとする。
だがそこに別の怪異邪視が目の前に出現。彼の邪眼で念波を相殺され、モモとオカルンの自殺願望を掻き消されてしまう。その隙に変身したオカルンに首を吹っ飛ばされるがすぐに再生。そのままオカルンを付け狙いつつ電撃を放ちオカルンを足止め、更に粘液を吐き動きを鈍らせ同じく麻痺したモモとジジに襲いかかろうとするがジジを乗っ取った邪視にぶん殴られ怯んでしまう。
ならばと再び電撃を放つもそれも「呪いの家」に阻まれ、それを圧縮したボールの攻撃を何度も食らいたまらず土中に避難。
今度は毒を撒き散らし相手を弱らせる戦法に切り替えるもその隙に先に脱出したモモが幼少期に「ミミズの自殺」という習性(ミミズは濡れた土で溺れてしまう為地上に出るも夏の日差しにより干からびて死ぬ事)をジジから聞いたのを思い出し、家に火事を起こさせ消防車を呼び、放水活動で濡らすことで地表へと引きずり出されてしまい、夕焼けをモロに浴びて苦しみ悶える。最後の抵抗として家を壁にしてやり過ごそうとするもモモによって家も破壊され遮蔽物が無くなり遂に絶命した(と同時に飲み込んでいた鬼頭家も吐き出した)。
だがその直後に火山が噴火。モモはそれを食い止めるため超能力でデスワームの亡骸をホース代わりにし、温泉を使って消火活動を開始。粘液も手伝って消火は上手くいくが鬼頭家や邪視などの邪魔が入り思うように行かなかったが、援軍として駆けつけたチキチータがUFOを操縦し無事に山火事という最悪の事態は免れた。
なお、後にこの件はニュースにもなったが、UFOのみが映り肝心のデスワームは映らなかった。