概要
一定の資格があることを認定するために国が行なう試験のこと。これに合格することで国家資格を得ることができる。
特定の職業や社会的地位につく者に必要な資格要件として、法律の定めるところにより国が行う試験に合格することを必要としている場合が少なくない。
それは、一定水準の知識や技術を習得することが強く要求されている場合に、客観的にその資格のあることを公認するためである。
弁護士、医師、看護師、薬剤師、一級建築士、税理士、不動産鑑定士、公認会計士などの国家資格を得るためには受験が義務づけられている。
また、自動車の運転免許も立派な国家資格である。運転免許がないと自動車の運転はできませんから。
対義語は「民間資格」。また、国家資格と民間資格の中間的存在として、「公的資格」というものもある。
なお、実用英語技能検定(英検)、TOEIC、情報検定(J検)、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、日商簿記検定(日本商工会議所主催)などは国家資格ではありません。
代表的な国家試験・国家資格
※「国家資格の一覧」を参照してください。