概要
金融庁認定の国家資格。略称はCPA。
貸借対照表や損益計算書など、企業の財務諸表の監査・証明※を行う人。単に会計士と呼ぶことも多い。
司法試験や医師免許と並ぶ、日本の最難関国家資格として知られている。
ちなみに、2006年以降受験制限は特に設けられていないため、大学生のみならず、高卒や中卒でも受験可能である。
2005年までは一応学歴要件があったが、満たさないものでも「第1次試験」を受験し合格すればそれ以降の試験を受けることができた。
実際2016年に岐阜県の16歳の少年が公認会計士試験に合格している。一応、通信制高校に籍があったようなので高校生である。
※基本的に財務諸表は各企業が出した「自己採点のテストの答案」のようなものである。
当然、過失または(あってはならないが)意図的な間違い(意図的であれば粉飾決算でれっきとした犯罪である)がありえ、100%の信用はできない(のび太が「100点」と採点されたテストを持ってきてのび太のママは即信じるだろうか?)。
会計士の「証明」は平たく言えばその自己採点が一定程度以上のレベルであってるかどうか、ということである。
余談
実は公認会計士資格を保有していると、無試験で税理士と行政書士にも登録することができるほか、最難関資格の不動産鑑定士試験や難関資格の中小企業診断士試験では科目免除が受けられるといったメリットがある。
なお、上記の登録資格の内税理士については、当該試験も公認会計士試験に勝るとも劣らない超難関であることや、公認会計士の本来所掌する分野が税理士を完全にカバーできているわけではないことから、主に税理士から批判の声も上がっている。