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中小企業診断士

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ちゅうしょうきぎょうしんだんし

経済産業省が認定する国家資格のひとつ。中小企業の経営課題に対応するための診断や助言を行う人のこと。

概要

経済産業省が認定する国家資格名称独占資格)のひとつ。コンサル系資格の中では唯一の国家資格である。中小企業経営課題に対応するための診断助言を行う人のこと。

試験は8月上旬に行われる択一式の1次試験と、10月下旬~11月上旬に行われる論述式の2次試験の2段階となっており、択一式の1次試験を突破しないと論述式の2次試験に挑戦できないシステムとなっている。

1次試験

択一式の試験であり、現行のシステムでは資格取得を目指す者全員が受験する必要がある。

現在は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営情報システム」「経営法務」「中小企業経営・中小企業政策」の7科目8教科が設置されており、全科目必須回答となっている。

なお、このうち太字で記した4科目は一応他資格保有など特定の条件を満たしていれば当該科目を免除することが可能となっているが、ぶっちゃけ免除要件を満たすより普通に受験した方がはるかに楽である(例えば経営法務が免除されるのは司法試験合格者のみという具合)。

また、1次試験は科目数が多いために一定以上の得点を取った科目に関しては期限付きの科目合格を認める制度も導入されている。

2次試験

当年度または前年度の1次試験合格者のみ(※)が受験できる論述式の試験である。

1次試験の科目のうち、「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」が特に関連が強い科目とされており、それゆえに学習範囲自体は1次試験よりは狭くなっているが、論述式であるために各科目の学修内容についてより深い理解が求められている。そのため、トータルの難易度は1次試験より高いと言えるだろう。

なお、1次試験と異なりこちらは中小企業大学校等の養成課程を修了することで免除することが可能となっている。

(※) 例外としては、前々年度の1次試験合格者のうち前年度の2次試験を受験しなかった者などが挙げられる。

試験の難易度としては司法試験、公認会計士と並べて数えられることもあるほどのトップクラスの難関試験である。

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