概要
弁護士、裁判官、検察官になるために必要な知識・学力・能力を認定するために行われる国家試験。
なお、合格してもすぐに弁護士、裁判官、検察官になれるわけではなく、一定期間の研修が必要である。
受験資格
司法試験を受験するには、原則として以下のいずれかに該当する者である必要がある。
- 法科大学院(ロースクール)を修了した者
- 司法試験予備試験の合格者
ただし、年齢制限は特に設けられていないため、大学生のみならず、高卒や中卒でも受験することは可能である。予備試験に合格すればの話だが。
また、2023年より一定の条件を満たせば法科大学院在籍中の学生でも司法試験に挑戦できるようになった。
難易度
最難関国家資格の一角というイメージに反して近年の司法試験における最終合格率は20~40%と意外に高かったりする。ただし、本当に難しいのは司法試験そのものではなく、その前座にあたる予備試験の方であり、こちらは最終合格率3~4%と高難度である。
ちなみに、法科大学院ルートと予備試験ルートでは司法試験の合格率に顕著な差が生じており、合格率は予備試験ルートの方が圧倒的に高いと言われている。まぁ、前述のとおり予備試験の難易度は桁違いに高いため、当然と言えば当然な気もするが。
関連タグ
弁護士 裁判官 検察官 法曹 司法 法律 法律家 法廷 裁判 裁判所 法学部
法科大学院--通例「ロースクール」と呼ばれるのはこちらである。専門職大学院の一つであり、法学研究者養成を目的とした法学研究科とは異なる教育機関である。