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概要

日本における義務教育である中学校卒業を最終学歴とする人。
高校中退者も含む。
大検(現代では高認高校卒業認定試験)に合格すれば高卒と同等の資格を獲得し、大学受験資格を得る。

家庭の事情などで高校に進学したくてもできなかった者や、やりたいことが見つかったから高校進学せずにその職種の養成学校に進んだり就職する者、高校に進学しても在学中に馴染めない、つまらない、やりたいことが見つかった、家庭の事情で辞めざるをえなかったりと、理由はさまざまである。

高度経済成長期までの中卒

高度経済成長期と呼ばれる終戦後から昭和40年代までは中卒が労働の担い手とされ、「金の卵」と呼ばれ、集団就職も行われていた。たとえ高い学力を有していても当時の日本は低所得層が多く、高校への進学率も高くはなかった。こうした金の卵と呼ばれる中卒労働者は所得倍増計画により、各家庭の所得は増えたことや「15の春を泣かせない」をスローガンとする高校全入運動の取り組みや鉄道空白地帯の解消など公共交通機関が整備され、高校への進学者が増加したことや昭和40年代以降、近代化や合理化が推進されたこと、ブルーカラーであっても高卒以上の学歴が追求されるようになったこと、さらに経済の低迷で労働に際して制約が多い中卒者の採用を控える動きもあって「金の卵」と呼ばれる中卒労働者は衰退した。
また就職しながら定時制通信制の高校、更に夜間部のある大学や専門学校に通う勤労学生も見受けられたが、近年は通学できる学校が減少(通信制高校は増えているが)、働きながら学校に通う生徒も減っている。

現在の中卒

平成以降の日本では98%以上が高校に進学し、残り2%弱の多くも、高卒資格の得られる高専や専修学校の高等課程その他の各種学校に進学するため、中卒でそのまま就職する人は非常に少ない
中卒で就職する場合、大抵は知人のコネもしくは親の後継での入社であり、高卒以上の就職で一般的な求人票からの仕事探しは一般的ではない。

中卒という最終学歴が及ぼす影響

「やりたいことが見つかったから中卒でいい」と思う人間にとってはメリットではあるが、現実では殆どの企業が中卒者の就業を想定していない。これは18歳未満の労働者は年少者として扱われ、年少者を証明する書類を備え付けなければならないことや時間外労働や夜勤、危険有害作業ができないことなど、労働に際して制約が多いこと、中卒=社会的少数者という認識が強いことなど挙げられる。求人広告などで「学歴不問」と書いてあっても、それは「高卒以上」が暗黙の前提になっている。中卒者は「学校に馴染めなかったのでは」「素行不良なのでは」「家庭環境が複雑で高校に行けなかったのでは」といった色眼鏡で見られがちで、中卒であることを知った面接官が難しい顔をすることが多いとされている。中卒や高校中退でも特別な事情があることを説明できれば話は変わる可能性も考えられるが、やはり高校は出ておくにこしたことはない。

就労できる職種は極めて限定的であり、作業が単調で高い学力を追求しない製造業や建設業などのブルーカラーがほとんどであり、今も若年者の起用が優遇される職人料理人競馬騎手力士芸能の世界などでは中卒で就業を目指す人はいる。しかし、これらの職種を目指したが挫折しドロップアウトした場合は一般企業の就職は厳しく、仮に職にありつけたとしてもほとんど所得は低く、さらに結婚を考えるとなるとさらに厳しい現実がある。そういうわけで、最近は専修学校の高等課程日本相撲協会大相撲)、宝塚歌劇団宝塚音楽学校)、陸上自衛隊高等工科学校等で高卒資格取得のサポートをしている場合もある。

理由はさまざまであるが、2010年の法務省『矯正統計』によれば、犯罪率・飢餓率は中卒がトップの割合であった(http://president.jp/articles/-/17610。二番目が高卒、三番目が高校中退)。

中卒の人物

実在

フィクション


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