概要
日本では、第二次世界大戦前は主に、旧制専門学校、中等学校(旧制中学校・実業学校)の夜間部、戦後は、高等学校の夜間定時制や大学(短期大学を含む)、専門学校、各種学校の夜間部・第二部を指す。
また文部科学省では、文部科学白書および「わが国の文教施策」では、大学教育において夜間の時間帯に授業を行うことを主とする学部は「夜間学部」と総称している。
かつては働きながら学校に通う「勤労学生」ための学校であったが、会社の定年後や引退後に入学する人、昼間の教育機関に入学できなかった者の受け皿でもあった。
更に、昼間及び夜間の双方の時間帯にまたがって授業を行う「昼夜開講制」もあり、ほとんどの学科で「昼間主コース」「夜間主コース」などを設けるコース制が設定されている。
しかし近年は勤労学生の減少、少子化に伴い減少、統廃合も行われている。
因みに、海外留学生は「出入国管理及び難民認定法」にもとづく法務省の省令に、「専ら夜間通学」する課程に在籍する学生には、留学に必要な「在留資格」の取得・更新を認めない、とする規定がある。