概要
戦前
帝国大学などの旧制大学学部への進学のための予備教育(現在の大学教養課程に相当)を男子のみに対して行った「旧制高等学校」を退学すること。同じ学年に3年留まると放校(退学)となるため、「計画的」に高等科3年間の修業年限を1回ずつ落第し6年居続けたものもいたとか。
戦後
1947年(昭和22年)3月31日に公布、翌4月1日から施行された「学校教育法」に基づく現在の高等学校を中退すること。
原因
中退の要因として、
- 素行不良
- 学業不振
- 病気や貧困(学費を支払えない)などやむを得ない理由
があった。
近年は、「いじめなどで学校になじめず不登校や引きこもりになった」「コロナ禍で親が失業や収入減で学費を支払えない」という理由で退学が増えている。
また「教育困難校」「課題集中校」と呼ばれる、生徒の授業態度や学力の低さ、非行や校内暴力などの問題行動が原因で教育活動が困難な状態にある学校では、退学者を多く出すこともある。
(中には入学時と比べて卒業時に半数が退学することも。また小・中学校の義務教育のころに学業についていけず取り残されたまま流れで進学したり、友人が退学しその流れで自分も退学してしまうことも有る。)
また妊娠・出産した生徒が(懲戒もしくは自主退学を迫られ)退学させられる場合もある。
アメリカ合衆国でもその様な生徒が多いため、妊婦やシングルマザーだけを受け入れる高校もある。(詳細はこちら。 )
有名人
主な理由については
太字は芸能界と学業の両立の困難
●はいじめや暴力
▲は学校・家庭トラブルや人間不信
■は金銭面的問題
★は素行不良
を表している
- 千原ジュニア▲
- 今田耕司●※退学後、定時制に編入。
- 紺野ぶるま★※後に通信制高校を卒業し高卒資格を取得。
- 松岡修造※アメリカに留学
- 三原じゅん子
- 加藤茶■
- 伊集院光▲
- 西川貴教★
- 兼近大樹(EXIT)■
- 品川祐(品川庄司)★
- 木下隆行(TKO)■
- 加賀翔(かが屋)▲
- 草薙航基(宮下草薙)●▲
- 小沢一敬(スピードワゴン)★
- 森木俊介(ラフ・コントロール)※彼は何かしらの問題を抱えていたわけではないが、あまりにの成績の悪さから二年留年した末、退学。後に定時制に編入。
- テンダラー※共に学業不振によるもの
- MEGUMI※アメリカに留学
- 飯島愛★
- 泉ピン子
- 和田アキ子※父親が本人に無断で退学届を提出した事で自動的に中退
- 梅沢富美男※父親の一座を座長として引き継ぐ為に中退
- 泉谷しげる
- 唐沢寿明▲
- 前田吟■※退学後、通信教育の高校に入学。
- 松平健■
- マッハ文朱※プロレスラー時代に学校に通ったが中退、芸能界入りして28歳で通信制高校に編入。
- 大仁田厚※41歳で定時制高校に編入。
- 尾崎豊★
- 北斗晶★
- 杉本彩▲
- はるな愛●
- 藤本美貴
- 叶恭子
- KABA.ちゃん
- いかりや長介■
- 中森明菜
- 藤原竜也
- 上戸彩
- 小栗旬
- 雛形あきこ
- 浜崎あゆみ
- 観月ありさ
- 小泉今日子
- 工藤静香
- 篠原涼子
- 中森明菜
- 東山紀之
- 島崎和歌子
- 相川七瀬※後に高卒認定資格を取得。
- 畑山隆則▲※プロボクサーデビュー後に母校である青森山田高校の通信制に再入学し、卒業。
関連項目
アメトーーク…『高校中退芸人』を企画、放送している。