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品川祐

しながわひろし

品川祐はお笑いタレントで「品川庄司」のボケ担当。また品川ヒロシの名で作家・映画監督としても活動。
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「オレは不良だー‼」(『ドロップ』より)


概要

1972年4月26日生まれ、東京都渋谷区出身。


私立中学在学中、不良漫画に憧れ公立に転校、高校進学も1ヶ月で中退。

その後広島で1年間水商売をしていたこともある。

23歳で東京吉本総合芸能学院(東京NSC)に第1期生として入る。

1995年に同期の庄司智春とコンビ『品川庄司』を結成。


かつては打ち合わせの際にあいさつをしない、台本を開きもしない、一切目を合わさない、マネージャーを恫喝しプレッシャーを掛けるなどスタッフに対する態度が悪かった時期もあってテレビ出演が減ってしまい、一部の同業者や世間・スタッフからの好感度が低かった。また、歯向かった後輩芸人に謝罪を強要するなどパワハラな傾向も見られた。


こうした高圧的一言居士、露骨な上昇志向、なぜか熱烈な韓流推しで本職は芸人なのにクリエイター志向などアレな性格や言動が祟り、一時期のネット界ではかなり辛辣なアンチコメントが吹き荒れていた。


現在は過去の行いを反省して昔より丸くなった事でひな壇芸人として重宝される事が比較的多い。

ただし、これは一部の先輩芸人や同期からの継続的なフォローの結果である側面も強く、一部の同業者は品川から過去にイジメられたとして未だに共演NG状態であるなど、かつてのオラついていた時代の負債を未だに引きずっているのが実情である。


料理家電に精通している。


2007年のアメトーーク有吉弘行に「おしゃべりクソ野郎」と名付けられた話は余りにも有名。これにより順風満帆だったかに見えた品川に対して、TVスタッフらが反旗を翻すなど、突如として逆風が吹き荒れることになる。


この通称おしゃクソ事変は、当時は執筆活動や映画監督などクリエイター業に携わり絶頂期にあった品川の経歴がメチャクチャになる程の大打撃となり、ついには本業の芸人仕事さえ激減するほど追い詰められてしまう。

世間や周囲からのバッシングに曝され、一時期は本気で有吉を恨んだというが、後年は自身の言動が幼稚であったと反省するコメントを出している。


そういった迷走期の最中、東野幸治が2012年のプレゼン大会で「どうした!?品川」をアピールし、たちまち票が集まり企画が実現したが、品川の信頼回復にはならなかった

その後もアメトーークばかりに出演していたので、2014年には「アメトーーク!大賞」を受賞した。

更に2018年には「ありがとう品川」も放送された。


前述の「おしゃクソ」も、迷走していた時期から比べればもはや立派なキャラ付けであると自虐できる程度には冷静な態度を見せている。

が、有吉が夏目三久と結婚した際に「有吉さん結婚かぁ、おめでとうございます。おしゃべりクソ野郎より」などとツイートするなど内心では根に持っている節がある。そして、有吉からのリツイートは無かった。

(ただし、後日に共演した際にはお互いに冗談として扱った。)


クリエーターとしての活動と評価

2003年、短編映画『two shot』にて、監督・脚本・主演を務めた。


2006年から執筆業を開始、翌年小説『ドロップ』を発表、漫画化もされ、自身が原作・監督・脚本を務める形で2008年に映画にもなった。(映画主演は成宮寛貴水嶋ヒロ。)同作は掲載誌月刊少年チャンピオンにおける看板作品として『クローズ』『WORST』(高橋ヒロシ作)に続く不良マンガの代表作として2007年から13年間連載された。

2009年に小説『漫才ギャング』を発表、こちらも漫画や自身が原作・監督・脚本で2011年に映画となる。


これら2作は品川の半生を基にした作品であったが、特に映画化に際しては高評価も少なくは無かったが作風が小笑い的なトークに頼っていることや本人の自意識がやや過剰に滲み出ているとして必ずしも万人受けするものでないと評価されるに至った。


こうした声が影響してか、クエンティン・タランティーノへのオマージュを掲げつつ2014年に映画「サンブンノイチ」(木下半太原作)の監督・脚本を務めた際には作中に


「お前ら映画好きはなぜか自分以外の人間には映画を見る目が無いと思ってる。自分では1本だって、1分だって、1秒だって映画を撮ったことがないクセに、やれカット割りがどうだ、役者がどうだと語るんだ。そのくせ他人の映画論は右から左だ!(以下略)」


というセリフを挿入している。これは、原作には無い、本編と凡そ関連がないセリフであった為に品川本人の個人的なメッセージと解釈された。

この部分は一部で非難を買い、とある映画批評家からは「観客の大部分が映画の制作に関わったことがない人間である」「映画は制作側と黙って喜ぶ観客しかいらないとでもいうのか?」とした上で「およそ自身が尊敬しているというタランティーノの持ち味である『ただの映画好き』がゆえのこだわりをリスペクトしているとは思えない」とコメントされた。


2015年に映画「Zアイランド」の監督・脚本を務め、スピンオフでドラマ「Zアイランド〜関東極道炎上篇〜」も手掛けたが、その後は前述の芸能界での確執もあってしばらく表立った創作活動をしていなかった。


2020年、蝉川夏哉の小説『異世界居酒屋「のぶ」』をドラマ化。監督と脚本を手掛け、WOWOWで放送され、約5年ぶりの作品となった。


その後、2023年に映画『OUT』の監督を務めた。奇しくも、『OUT』の主人公は旧友である井口が主人公である。


オンラインサロンの開設。だが…

2019年3月1日、西野亮廣の勧め()により突如として自身のオンラインサロンを開設した。(⇒シナガワえんためクリエイト

「自身のクリエーター業を共に行う仲間を集めたい(要約)」として定員1万名、月の会費5000円(西野のオンラインサロンの5倍!)を掲げて打って出るも、初日でたった2名、数日後にようやく約40名、2022年現在でも52名を数えるのみであった。多くの場合、ユーザーへの企画のプレゼンや、企画を行う上でのクラウドファンディングや人材募集といったことを行い、ファンクラブ的なステータスとしての傾向もあるオンラインサロンの初動段階では明らかな失敗であった。

品川本人は初日に「3人家族の品川家より少ない」と絶叫し、「品川さんの作品ならみんな見たがる」と西野に煽てられたと悪態した。


国内オンラインサロンの開祖でもある岡田斗司夫はこの一件に対して、活動は「『まずはYouTubeチャンネルを作り、それから映像などをつくっていきたい』といっているが、(youtuberとしての周囲の協賛をお願いしているのだとしたら)映像作家ならばチャンネルを先にを作ってPR動画から自分一人で制作して、自分の実力をきちんと示してから言え!」と喝破した。


そう、品川はこの段階でオンラインサロンの開設とSNS等を通じた宣伝だけしか具体的な行動をしていない、ほとんど捕らぬ狸の皮算用さながらの状態にあったのである。岡田はこの状況を「『俺の料理はこんなに美味い!』とひたすら文章に書いたようなもの」と表現した


その上で岡田は、品川はこれから主戦場にするつもりであろうネット動画は基本的に無料だから見られるという事実を理解していないと評し、最初に圧倒的なハイクオリティの作品を提供できる事実をユーザーに示さなかった段階で失敗であったと解説。自身の映画監督としての実績を驕っているとその高飛車な性格のマイナス点を指摘し、ネットユーザーを舐めていると感想した。

実際、先述の西野はオンラインサロン界隈でカリスマな立ち位置として当時は話題であったが、それは漫才コンビ千鳥大悟をして「捕まってないだけの詐欺師」と言わしめるほどのヤリ手で様々なアプローチの試みを自ずから行っていたからこそという側面が強い。岡田自身もオンラインサロンを立ち上げる際に芸能人ファンクラブの経営に携わったというアドバイザーから「ネームバリューだけだと本当に何人も集まらない(大意)」と諭され、お金を払ってでも楽しみたい具体的な何かがなければこうした事業は決して成り立たないと語った。


この一件により、東野幸治加藤浩次ら先輩芸人などからフォローされ、過去の横暴な行いを反省したとされていた品川であったが、一部ユーザーから基本的な性格はほとんど変わっていないのではないかといった声が高まってしまった。


家族について

父は実業家で美容家の山野愛子の息子・山野凱章(やまのよしあき、2007年病死)。

母は美容家として活動するマダム路子(品川路子)。

長姉は、ヘアスタイリスト、次姉は、シナリオライター・エッセイスト(2012年病死)、兄は、映像プロデューサー。


二男二女の末子として生まれたが幼い頃に両親が離婚、子供は全員母親に引き取られる。

その為、父親ときちんと会ったのは高校入学時で、その後もほとんど会う機会はなかったが内緒で舞台を見に来るなどしていたという。

2007年3月、母の路子が俳優の片岡五郎と再婚しているが、実は中学生時代から片岡が父親代わりだったとブログで公表している。


2003年9月18日、約10年間交際していた一般女性と結婚。一子(長女)がいる。


関連動画


関連タグ

庄司智春:往年の相方。性格の悪さゆえに干された品川に対してこちらは比較的に謙虚な姿勢が幸いして現在でもコンスタントにTV出演している。いつの頃か、海パン一丁で「ミキティ‼」と叫ぶのが鉄板ネタとなりボケ担当の品川を上回るキャラの濃さを誇るようになった。



ドロップ:私立中学在学中、不良漫画に憧れ公立に転校した自身の少年期のエピソードを基にした自伝的小説鈴木大作画にて漫画化され、現在では代表的な不良マンガとなる。題名はドロップアウトから。単行本は『ドロップ』全14巻、後継の『ドロップOG』は全26巻。現在累計発行部数は720万部。⇒Wikipedia(外部リンク)


井口達也:『ドロップ』に登場する狛江北中の不良グループのリーダー格にして実在の人物である。元暴走族総長の経歴を持つ。旧友である品川の作品が有名になったことで自身も半自伝的小説『チキン』を発表して作家デビューした。作中では美少年として描かれているが、現在は中年太りしている模様。なお、品川は中学生時代の彼に半殺しにされた経験がある。

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