概要
『サンブンノイチ』は、木下半太の小説。
2014年に映画化。監督は品川ヒロシ(品川庄司)。主演は藤原竜也。
あらすじ
金が必要になり銀行強盗をした、キャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長・シュウ、ボーイのコジ、常連客の健。事件後、「ハニーバニー」の店内に逃げ込んだ3人は、自分の取り分を少しでも増やすため、仲間を出し抜こうと画策する。だが、計画に携わっていたのは3人だけではなかった。シュウに計画を持ちかけたキャバクラ嬢、実際の計画の立案者、計画を嗅ぎつけた魔女のような女。果たして金を手に入れるのは誰か。
登場人物
- 清原修造(演:藤原竜也)
川崎の仲見世通りにあるキャバクラ「ハニーバニー」の雇われ店長。鷹のように鋭い目をした男。愛称:シュウ。サザンオールスターズと映画をこよなく愛し、かつては映画監督を目指していた。温厚で冷静な性格。店の売上金400万円をなくしパニックに陥っていた時、茉莉亜から銀行強盗と渋柿からの借金を持ちかけられ、計画に乗る。
- 小島一徳(演:田中聖)
「ハニーバニー」のボーイ。愛称:コジ。元暴走族の特攻隊長。長髪で、驚くほど白い前歯4本は全て差し歯。陽気で愛想が良いが、飛び抜けてバカであり、キレると手が付かない。趣味は格闘技で、喧嘩も強い。ギャンブル狂で、裏カジノでバカラ賭博に興じており、多額の借金を抱えている。
「ハニーバニー」の常連客。全国に20店舗ある焼肉レストランチェーンの社長。二重顎の豚のような男。通称:健さん。スケベで、常に汗臭く、口が臭いため、キャバクラ嬢から密かにゴキブリ並みに嫌われていた。口癖は「人間、諦めが肝心」。SM愛好者で、本人曰く「典型的なドS」。会社の経営状態は、いわゆる自転車操業状態。