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概要

最終学歴小学校卒業の人。


戦後の日本で生まれ育った人の場合は基本的に存在しない(義務教育である中学校は1日も登校しなくても自動的に卒業扱いとなるため)

が、不登校等何らかの理由で地域の公立中にもまともに通えず中学校の学習内容が未履修の状況になり、当然高校受験もままならずそのまま就職、あるいはニートとしてドロップアウトしてしまうことがある。

小卒とは、そういった状況で中学校をまともに卒業していないことを揶揄、あるいは自虐的に自称する言葉である。


なお、自宅学習や塾等で内容自体は履修しているかどうかはあまり重視されず、卒業まで中学校へまともに通学していたか否かが重視される傾向にある。


なお、現在不登校は増加かつ低年齢化しているともされ、小学校から不登校が始まり学校へロクに通っていないという状況もみられるようになってきた。

そういった場合は小学校も卒業していないとしてホイ卒、つまり最終学歴は保育園であるとする言葉もみられるようになってきた。

ここまでくると自虐ですらあまり使われることはなく、小学校から不登校に突入した人物を揶揄する言葉としての側面が強い。

理屈から言えば初等教育前の幼児教育には幼稚園や特定こども園もあるため、保育園に通っておらず幼卒や特こ卒と言うべき人もいるはずだがこれらが使われることはあまりなく、実際に通っていた教育施設に依らずホイ卒と呼称することが多い。


戦前の場合

昭和22年4月1日以前は義務教育が小学校(尋常小学校→国民学校)までだったので、昭和10年以前の生まれであれば小卒はさほど珍しい事ではない。


ただし下記の「実在の人物」に挙げられている人物の大半は高等小学校を卒業しており、これは現代の中学校(新制中学校)の1~2年に相当する。


戦後の場合

制度上極めて稀であり、一定の社会的地位についている場合は独学で努力を重ねてきたという事実も手伝って逆に尊敬される場合がある。

実例を挙げると、不登校児の支援において中学時代不登校中卒の人物が「自分は小卒である」として共感を示す、あるいはそういった状況に置かれるほど凄惨ないじめを受けていたとして講演や出版等を行う場合があり、この場合はむしろその後並外れた努力をしてきたという点も含めて一種の箔として機能する。

また不良が自虐を兼ねて「最終学歴が小卒」と主張することもある。この場合、コミュニティの性質上『中学校の頃から荒れていた』という武勇伝として語ることも多い。


無論、誰もがこういった体験を前向きに捉えたり活かしたりできるはずもなく、その裏には社会に出られず引きこもり生活を続けている者や、中卒として働いていてもコンプレックスとして抱えている人物も少なくない。

実際、2020年国勢調査によると2020年10月時点で全国に約80万人いることが判明。殆どか80代だが、10〜20代でも中学校は不登校だったり、さらに義務教育も受けられてない未就学者が全体で約9万人存在している。

非常にデリケートな言葉になるため、ニュアンスを問わず乱用は控えたいところである。


主な小卒

実在の人物


架空の人物

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