概要
国家資格のタイプの一つ。
「その資格を持っていない者が、資格保有者を名乗ることを禁止する」というタイプの資格。
業務独占資格や必置資格でない場合は、仕事をする上でその資格が絶対必要というわけではない。
例えば調理師の資格を持っていなくても料理人として働くことはできるし、基本情報技術者を持っていなくてもプログラマーやシステムエンジニアとして働くこと自体は可能である。
しかしながら名称独占資格は(民間資格と異なり)国が認めた信頼度の高い資格なので、資格を持っていないよりは信用されやすいというメリットもある。
また、一部の資格には当該資格保有者で無ければ行うことが出来ない業務(例:無資格の介護士は痰吸引を行えないが介護福祉士は医師の指示の元で行える、無資格の職業相談事業者が行えないジョブ・カード作成支援業務をキャリアコンサルタントは行える)もあるため、ただ単に名前を名乗れるだけというわけでもない。
ただ「独占業務や設置義務が無い場合」は、ものすごく強い資格とも言い切れないので過信は禁物である。