概要
我らが小児科研修医宝生永夢先生が時折見せる虚無の表情。
常に患者を第一に考え、たまにキツい事を言ったりするものの、基本的にはほとんどの相手に真心からの敬語と笑顔で接する、心優しく礼儀正しい好青年…という彼の人物像は衆目の認めるところだが、その代わりに彼は悪意に対してはかなり容赦がない。
それこそ水晶のように、善意には善意を、悪意には悪意を跳ね返す。
心底嫌な事案に遭遇した時、それこそチベットスナギツネみたいな嫌悪感丸出しの険しい目つきになるのだ。これも演者の飯島寛騎氏の演技の賜物である。
そのいわゆる「チベスナ顔」に対して、作中アイテムであるライダーガシャットと合わせて作られた言葉がこの「ガシャットスナギツネ」である。
彼がこの表情を見せるときは大体、本当に嫌がっている時か悪役を演じている時なので、この状態の永夢は非常にラスボスムーヴ。特にパラド相手に第39話で見せた「次なんてない」にまで至る数々の無慈悲な行動はチベスナネタとは別に「ハイパー無慈悲」なんて言われたりもする。
そんな彼の「虚無の表情」が生まれた理由は……
関連タグ
宝生虚無、空洞虚無:小説『マイティノベルX』発売後に特に言われるようになった永夢のあだ名。水晶のように透き通っているということ。
ファントム(仮面ライダーウィザード):「再起が難しいほどに強烈な精神的ダメージにより虚無の感情に飲まれる=絶望する」事をトリガーに、魔力のある人間から誕生する魔物。しかし前述のように生きている人間が絶望する=虚無の感情に支配される事はそうそう無いため、彼らが仲間を増やすのには手間がかかり、失敗する事の方が多い。
バグスター達はより低い段階のマイナス感情=ストレスで活性化する生態を持つが、永夢の中で生まれた世界初のバグスターが上記の経験を永夢を通して得た結果、より実体化し易くするために成長方法を進化させた可能性が有り得る。
まさかの公式…化?
その約5年後の『リバイス』に登場するエグゼイドモチーフのバイスタンプのもう一つのモチーフが、偶然にも狐と同じイヌ科のジャッカルをモチーフとしたジャッカルゲノムであった。
狐とジャッカルは少し遠い関係ではあるのだが、スタンプの意匠はかなり近いものがあったため、一部で話題となった。
さらにその一年後の『ギーツ』に至っては、同じ脚本家かつゲームをテーマにした作品になっており、主人公がキツネをモチーフにしたライダーに変身するといった共通点がある。