概要
士貴智志による「どろろ」リブート作品。
チャンピオンRED2018年12月号より連載開始。
基本的に原作の設定等を踏襲しているが、細かな人物関係、呼び方などで原作とは異なっている。
士貴氏本人の話から、百鬼丸は16~17歳、どろろは11~12歳くらいで描かれている。
(「虫ん坊」インタビュー記事2018年12月19日付)
百鬼丸の身体の部位を奪った48匹の妖怪が「47の死霊と1匹の魔神」と呼ばれている。
川に流された百鬼丸を拾い上げたのは近隣の村の農民。
とある事情から、景光、多宝丸と寿海に面識がある。
・・・等
登場人物
百鬼丸
主人公の1人。生まれてすぐに47の死霊と1匹の魔神の生贄にされ、身体や感情に48の欠損がある。寿海の作った絡繰の身体で自由に動ける。主な武器は両腕の義手に仕込んだ刀。義足に仕込んだ「焼け水(酸)」など。原作やアニメと違い、どろろと百鬼丸伝では奪われたパーツを取り戻すたび弱くなると本編で明言されている。
どろろ
もう1人の主人公。戦跡や町中でこそ泥をしていた孤児。無鉄砲で口も手癖も悪いが、弱きを助け恵まれない者に素直に同情する心優しさもある。主な攻撃方法は投石。
琵琶法師
どろろと百鬼丸の行くところ、神出鬼没に現れたりいなくなったりする盲目の男。その正体は・・・
多宝丸
醍醐景光の息子。「ばんもん」を守護する。右半身が百鬼丸と同じ絡繰の義体。琵琶法師によると「半分人間で半分死霊」。
醍醐景光
主君・富樫政親を討ち成り代わった領主。百鬼丸の記憶の中にある男の顔と同じ傷がある。
寿海
医師。百鬼丸を拾った百姓夫妻から百鬼丸を預かり育ての親となる。百鬼丸が旅立った後、病にかかりやつれてしまっている。