概要
百鬼丸が体を取り戻す旅の途中でどろろと出会い、その後ずっと二人で相棒のような関係で旅をし、絆を深めていく。
どろろは一見すると男の子のようであるが、公式で実は女の子という設定であり、原作の時点で端々に女の子らしい描写が窺えるシーンが多い。
原作
「妖刀似蛭の巻」で妖刀に操られた青年・田之助との果し合いで兄を死に追いやられたことを逆恨みした妹のお須志に村を追い出された後、川で水浴びするシーンで取り戻した右目で初めて女性という存在を目で見たことに触れた百鬼丸が彼女の美貌をほめた際に石を投げつけている。これは自分以外の女性を褒めたことへの嫉妬(すなわちどろろが女の子であることの伏線)だと受けとった読者も多いだろう(ただし、アニメ版ではこのシーンはない)。
2019年アニメ版
百鬼丸の人物像がより現実的に掘り下げられ、身体の不自由さが原作以上に増していることもあり、世話焼きなどろろの方が精神年齢が高めに描写されている。 どろろの外見も原作や旧アニメ版よりも女の子らしくなっており実は女の子であるという事も早々に明かされる。
第6話で未央が殺された際には彼女を殺した兵士達を次々と惨殺する百鬼丸を泣きながら止める一幕もあった。
最終回
最後は12歳に成長したどろろが橋の上を駆け、青年となった百鬼丸が佇み振り返るシーンで締め括られる。彼らの行く手に広がるのは決して血溜まりだけではない。監督いわく、当時の日本はそんなに広い世界じゃないのでどろろと百鬼丸はおそらく再会したでしょうとのこと。(成長百どろ)