概要
銅版画家・中林三恵(1944年生まれ)が、高校生時代に作詞・作曲したもの。元々は、中林が通学の道すがら思いついて一人で歌っていたもので、歌詞や楽譜は書かれていなかった。
中林が大学在学中の1964年、学園祭の合唱祭で初めて公の場に発表。その後曲の評判が広まり、うたごえ運動および1960年代後半のフォークソングブームの中で、全国の学生に広まった。
メジャー曲へ
1970年、フォークグループ「赤い鳥」によってシングル曲としてリリースされる。その後1976年にはフォークデュオ「ビッキーズ」よってカバーされ、NHK『みんなのうた』で放送された。翌77年には芹洋子もカバーし、一般にも広く知られる曲となった。
その後も多くのアーティストによってカバーされている。
アニメでの使用
2019年のテレビアニメ作品『どろろ』5・6話にて、水樹奈々演ずる未央が口ずさむ歌として用いられた(歌唱も水樹本人による)。その歌詞・メロディは、彼女の薄幸な身の上もあいまって視聴者に強い印象を与え、新たなファンを獲得した。現在pixivでこの曲を取り上げた投稿の多くは、この『どろろ』、とくに未央関連のものである。