もしかして:似蛭田妖
概要
CV:上田燿司(PS2ゲーム)
『どろろ』に登場する四十八(平成アニメでは十二)の魔物・鬼神の一角。
自らの意思を持つ妖刀であり単体では何もできないただの鉄くずだが、触れた人間の精神に干渉し、手当たり次第に他人を斬らせる殺人鬼に変えてしまう。
メイン画像で似蛭を抜く男田之介は元々ただの足軽だったが、戦場で機密保持の為に城大工を始末する際に上官から似蛭を与えられたことにより人斬りとなり凶行を重ねた。一時期はどろろも毒牙にかかっていたが、護符を持つ者には手出しできなかった。
最後は百鬼丸に勝てない事に気が付いてしまった田之助が[自らの身体に突き刺して息絶え切腹、百鬼丸に刀身をへし折られたことにより封印された妖気が悍ましい叫び声をあげて絶命。ボロボロに朽ち果てて消滅した。奪った部位は左目だった。
平成アニメ版では元々は錆刀であり、田之介の上官が捕まえた敵将を処刑する際に、わざと処刑を長引かせて苦しめるために態々これを選んだという設定。しかし、その敵将の血を吸ったことで本性を表し、田之助を操って捕虜は愚か上官や味方までも皆殺しにさせた。
以降の顛末は原作とあまり変わらないが、どろろが操られた際には精神というよりも肉体を無理矢理操作していた。
奪った部位は両耳で、急に聴覚を取り戻したことで百鬼丸は四六時中聞こえ続ける周囲の音に混乱してしまうことになった(慣れにより克服)。
雨を操る鬼神であり、討伐されたことで富樫領に旱魃が齎されている。
PS2ゲーム版では第9の魔物。奪った部位は背骨。
どろろRe:Verseでは、現代世界にてタノスケの武器として登場。見た目が両刃の大太刀になっている。
関連項目
お須志:田之介の妹。