概要
「似蛭田妖」とは、マンガ、アニメ作品『奇面組シリーズ』に登場するキャラクターであり、一応中学校及び一応高校名物、番長(不良)集団「番組」のリーダーである。
なお「番組」のpixivタグ名は「番組(奇面組)」となる。
プロフィール
生年月日 | 昭和39年※(月日は不明) |
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身長 | 175cm |
体重 | 65kg |
血液型 | A型 |
アニメ版CV | 大塚芳忠 |
舞台版キャスト | 葉山昴 |
※『3年奇面組』『ハイスクール!奇面組』では生年が一堂零と同じであり、切出翔、雲童塊より1歳年上である。
名前の由来は「ニヒルだよう」
モデルは作者:新沢基栄によると、サイボーグ009のキャラクターである002(ジェット・リンク)のスマートさと004(アルベルト・ハインリヒ)のニヒルさを足して2で割った、と記述している。
なお目は「マジンガーZ」からだそうである。
※『ハイスクール!奇面組』第10巻「奇面組キャラクター名鑑 似蛭田妖編」及びムック本「帰ってきた奇面組」より抜粋。
なお、「奇面組シリーズ」の主要5集団のリーダーで唯一、自宅や身内が出ていない。
生活環境、家族構成共に謎である。
キャラクター解説
不良集団「番組」のリーダー。
中学・高校とも制服がある学校で私服通学を通していた。
目は前髪で隠れていることが多いが眼光鋭い鋭角の目つき。
美形キャラ、というよりは鋭い感じのするカッコいい系キャラクター。
ただし新沢氏に言わせると「 奇面組には無条件でかっこいいキャラクターは出さないようにしている 」
とのことで、彼の場合外見的には「スケベそうな鼻の下の長さ」がそれとなる。
また、「冬場にモモヒキを履いている」という設定もある。
権力を嫌い、権力を傘に立てる人物を制裁したり、逆に弱い人物を助ける事をモットーとしている。
喧嘩好きの不良学生でありながら煙草を吸うことを好まない。
その理由は「学生の身分でもし火災など起こしたら責任が取れない」からというもの。
女性関係は翔や塊同様、河川唯に一目惚れしたが、
やはり零を慕う唯の気持ちの前にあえなく玉砕。
しかしその唯が初期の荒れていた天野邪子に目をつけられた時は、
過去を遺恨ともせずメンバーを引きつれて助けに現れた。
他にも唯の弟河川一平を自動車事故から助けて自らが怪我を負うなど
自己犠牲の精神を持ち合わせている。
一平はそんな妖に理想の男性像として憧れたようだった。
ボクシングに精通しており、卒業後はプロボクシングジム入りした。
ジャンプ女性人気キャラの先駆け
前述の通り「無条件でかっこいいキャラクターではない」ものの、口先だけの切出翔、役回り上どうしても一堂零の引き立て役となってしまう雲童塊とは違い、初登場時以外は硬派でありながら、硬派すぎないキャラクターに落ち着いた。
このことから女性人気も高く、それもジャンプのターゲットの年齢層よりやや上の層に人気があった。
当時としては「少年漫画の、絵柄はリアルすぎない一方で人間臭さを持ち合わせているキャラクター」という稀有な存在だった。「3年」連載時から「ハイスクール」序盤頃はまだ『こち亀』の中川圭一などは劇画タッチが強く、また少女漫画に出てくるキラキラ目の所謂耽美系美男子とも異なる新たな「かっこいい男子」キャラであった。
後の『幽遊白書』、『るろうに剣心』、そして現在の『ONE PIECE』などの中高生以上の女性に人気の少年漫画キャラクター、似蛭田妖はその先駆けと言ってよいだろう。
ついでに言うと、『幽白』以降で腐女子に走った女性が、ルーツを辿ると小学生の時分に『奇面組』を見ていた層だったりする。
関連作品
2017年3月現在、pixivでは共に「御三家」である、雲童塊(投稿数約140)と切出翔(投稿数約60)の二人を抑えて、断然作品投稿数が多くなっている(投稿数約290)。
なおこの投稿数はR-18作品を除いた数字である。
関連タグ
奇面組 | |
3年奇面組 ハイスクール!奇面組 アニメ奇面組 帰ってきた奇面組 フラッシュ!奇面組 舞台奇面組 | |
番組(奇面組) | |
名物集団(奇面組):「奇面組シリーズ」の「名物集団」一覧 | |
御三家(奇面組):切出翔と雲童塊を合わせた三人組の愛称 | |
キャラレル似蛭田妖:「キャラレル・ワールド」での「似蛭田妖」。別の存在(キャラクター)となる | |
不良 番長 | |
ニヒル | |
モモヒキ |