よーし野郎ども!説明するんだ!
映画「ロジャー・ラビット」に登場するディズニーヴィランズである、イタチのギャング。
同じく本作のヴィランズであるドゥーム判事と共に、ロジャーを抹殺しようと企む。
東京ディズニーランドのアトラクション「ロジャーラビットのカートゥンスピン」にも登場する。
作中では「イタチ共」と呼ばれることが多い。
ちょっとした事でもすぐゲラゲラ笑う「笑いグセ」があり、作中ではそれが仇となって“笑い死に”してしまう(スマート・アス以外)というオマヌケな悪役である。
メンバー紹介、行くぞ野郎ども!
↓ネタバレ注意!!↓
トゥーンパトロールのボス。頭のキレるしっかり者。
階級は巡査部長らしく、他のメンバーは彼の部下である(階級はあるのかは不明)。武器はリボルバー。
ピンク色のスーツを着て、ネクタイにはダイヤのタイピン、胸ポケットには金の懐中時計など、いかにも成金臭い外見をしている。
他メンバーを「野郎ども」と呼び、アゴでこき使っている。作中で部下の笑いグセを注意するシーンがあるが(この時、トイレのスッポンでメンバーをフルボッコにするためか、ファンアートでもこれを持っている作品も少なくない)、本人も笑い出したら止まらないというオマヌケな一面もある。
アトラクションでは、アニメを溶かす液体「ディップ」をゲストにも飛ばしてこようとするが、映画では逆に自分がディップにより溶けてただの絵の具となってしまった。
トゥーンパトロール内で唯一えぐい死に方をしたと言えよう。
スマートや判事の機嫌を取ろうと、何かとお世辞を言ったりするお調子者。
懐から武器であるナイフを取りだすシーンは、なかなかクール。
緑のスーツと黒髪が特徴的で、メンバー内でもおしゃれに気を使っている(?)様子がうかがえる。
しかし、映画の後半でニヤケ面かましてジェシカの胸に手を突っ込むという女たらしっぷりを発揮してしまった(この後、彼が制裁を受けたのは言うまでもない)。
さらに、よく見ると腹がでっぷりしていたり、コレクターズエディションに収録されている未公開シーンで一人だけ息があがっていたりと、色々悲しくなってくるキャラクターである。
劇中では四番目に死んだ(スマートの後、サイコの前)。
常に「ヒヒヒヒ…」と甲高く笑っていて、目がギラギラしているキ●ガイである。拘束衣を身にまとい、床屋のカミソリを武器にする。
完全にイっちゃってるように見えるが、ロジャーに対し「ウサ公を〜♬殺せ〜♬」と言っていたり、笑い死んだ後(ちなみに最後に死んだが、笑い死にというよりロードローラーの下敷きになって死んだと思われるので、彼は笑いに対して耐性がある可能性もある)もロジャーを殺す行動に出ているので、命令には忠実な方なのかも知れない。それとも単にぶっ殺したかっただけかも…
CV:不明/稲葉実(アトラクション版)
アホでデブ。すっとろい。要領が非常に悪い残念な子。
青と白のストライプのTシャツを着て、頭には「タケコプター」、あるいは「HTFのカブ」を彷彿とさせる帽子を被っている。武器は釘バット。
スマート、サイコと共に護送車のフロントガラスいっぱいに目玉を飛び出させるという顔芸(?)を披露した。
誰よりも早く笑い死に、海外アニメではお約束(?)である白い花を持って逝った。
アトラクションではお馬鹿っぷりに磨きがかかっており、スマートとの漫才のようなやり取りを見ることができる。
CV:不明/肝付兼太(アトラクション版)
青みがかった灰色と、トゥーンパトロール内で唯一毛色の違うイタチ。衣装が薄汚い。
ヘビースモーカーで、指先が脂で汚れるほど、一回に何本も吸う。
武器はトンプソンガン。劇中ではドアノブをブチ破るシーンを見ることができる。しかし喘息持ちのためか、まともな台詞が一つも無く(アトラクションを除く)いつも「へぇへぇ」言っている少し哀れなヤツ。
スチューピッドの次に死に(スマートの前)、半分出てしまった自分の幽霊を引っ張り戻そうとしていた(幽霊ウィージーは哀れみの表情で見下ろしていた)。
ちなみに…
トゥーンパトロールの原型は、「ロジャー・ラビット」が公開される前に「ディズニー」より製作された「イカボード先生とトード氏」(1949年)のトード氏パートに出てくるイタチのギャングと、「ミッキーのクリスマス・キャロル」(1983年)に出てくるスクルージおじさんの墓を掘っていたイタチだそうだ(ちなみにクリスマス・キャロルについては、トード氏の主要キャラクターも出演している)。
「Slimy」と「Flasher」という、キャラクターデザインまで出来ていたがボツになった哀れなイタチがいる。
アトラクション内には、名称不明(のクセしてちゃんと台詞がある)のオーバーオールを着たイタチが登場する。
関連タグ
Conker's_Bad_Fur_Day:イタチの敵キャラクターが登場する作品繋がり。
ギャビン(アイス・エイジ) :息子のロジャーの雰囲気が(特にサイコに)似ており、ときどき間違えを起こしたりもするが、性格はかなり異なり、父親に対して「いかれている」と言ったり、自分たちのライバルであるバックを庇うなどトゥーンパトロールにはない主張力、判断力、優しさ、思いやりがある。