もしかして⇒ウィージー(トイストーリー)
CV:ジューン・フォーレイ(原語版)、肝付兼太(アトラクション版)
※吹き替え版は不明。恐らく中博史だと思われる。
概要
映画「ロジャー・ラビットの登場人物で、本作のディズニーヴィランズの一人。イタチのギャング・トゥーンパトロールのメンバー。
人物
青みがかった灰色のイタチのトゥーン。
他のメンバーとは大幅に毛の色が異なる。大量のタバコの差し込まれた帽子にしわだらけのシャツ、緩く結んだネクタイと黒いベストを身につけている。度が過ぎる程のヘビースモーカー。服はヨレヨレで薄汚く、指先はタバコのヤニで黄ばんでいる。四六時中タバコを吸っている為、喋る時は常に苦しそうに咳込む。
名前の由来は「ゼーゼー言う」「息苦しそうな」という意味の「wheezy」。
映画
常にタバコを咥えており、息をする度に煙を吐き出している。台詞も僅かながら存在するが、今にも死にそうなトーンで発したものがほとんどで、あまりにも聞き取りにくい為、日本語吹き替え版ではまともな台詞が割り当てられていない。
武器はトンプソン・サブマシンガンであり、普段はケースに入れて持ち運んでいる。作中ではこれを乱射してドアを豪快に破り、強行突破するシーンが存在する。また、車の運転を担当することもある。
エディの事務所で強引に捜査をしていた際、スマート・アスの滑稽な姿を見て笑っていたが、彼が吐き出した石鹸が顔面に命中し、勢い余って窓に激突して他のメンバーを余計に笑わせてしまった。
アクメファクトリーではスチューピッドと共にトゥーンタウンの手前に位置する壁に穴を開けたり、ディップマシンの中に大量のディップを継ぎ足したりしていた。
その後ロジャーとジェシカをロープで拘束し、ディップマシンの整備に取り掛かるが、エディが唐突に歌い踊り始めたことで爆笑、他のメンバー同様に笑い死にかける。胸から自分の幽霊が顔を出したことで焦ったウィージーは必死になって引っ込めようとするも、思わずエディの方を見て笑ってしまい、手を離したことで幽霊が本体から完全に抜き出て死亡した。
アトラクション
アトラクションでも相変わらずゼーゼー咳込んではいるものの、映画とは違い、ちゃんとした台詞は存在する。
劇中ではスマート・アスから、ディップの温度を測定してくるよう指示されていた。また、どういうわけか持っている武器がグリージーと逆になっており、グリージーがトンプソンを、ウィージーがリボルバーを使用している。
余談
- 担当声優のジューン・フォーレイは、トゥーンパトロールの声優陣の中で唯一の女性である。さらにフォーレイは、本作の設定年代であるアメリカン・アニメーションの黄金時代から活動しており、女性声優の第一人者として本国で広く認知されている。同じディズニー映画では、「シンデレラ」のルシファーの他に、デイジー・ダック(「ドナルドの日記帳」)の声を担当していたこともある。フォーレイは映画公開の29年後の2017年に、99歳という年齢でこの世を去った。
- 上述の理由から、原語版は高めの声であるのに対し、吹き替え版及びアトラクション版は低めの声である。
- トイストーリー2にも同名のキャラクターが登場する。こちらのウィージーは音の鳴るペンギンのおもちゃなのだが、壊れて音が出なくなり、埃だらけの棚に置かれて放置された結果、文字通りゼーゼー苦しそうに咳をするようになってしまったという、ある意味トゥーンパトロールのウィージーと似通った部分を持つキャラクターである。