輝針城とは、
本項では主に2について記述する。
概要
空中に浮かぶ逆さの形をした城。幻想郷の上空に建っている。
『東方輝針城』『東方深秘録』で登場。『東方輝針城』5面と6面は輝針城の内部が舞台となっており、『深秘録』では城の前の空中で戦うため外部が一部確認出来る。
重力ごと逆さになっている訳では無いのか、ステージ風景の内装も逆さに描写されている。雲居一輪と秦こころから欠陥住宅と認識されている。
天守閣が存在する和風の城である。天守閣からは幻想郷を見下ろせる絶景となっている。
『東方輝針城』4面では打ち出の小槌によって起こった魔力の嵐を纏っていたが、しばらく経った後の6面ではその嵐が晴れていた。異変後は小槌の魔力が尽き、針妙丸も魔力を使う事をやめたので、もう嵐は起こしていない。
針妙丸が自身の力を強めるために使った打ち出の小槌は、その代償として幻想郷中に魔力を洩らす形で振りまいていた。その力は普段はおとなしい弱い妖怪や動かない道具に力と凶暴性を与える物であった。その結果、道具が魔力を得て自我を持ち動き出した付喪神達には「力をくれる場所」として認識される事となり、小槌から生まれた付喪神達がこの城を目指していた。ただ針妙丸は道具の持つ気持ちに共感していたので、そういった弱者が来たら力を分け与えるつもりでいた。
その事情を知らない人間の自機達が此処を訪れたのは、上記の魔力嵐を不審に思って嵐に突入した際に、そこで出会った付喪神の九十九弁々と九十九八橋に彼女らが目指していた城の事を教わったからであった。
元々は針妙丸より前の代の小人が「民を統治できる城が欲しい」と願って打ち出の小槌を使ったことによって誕生した。しかしその願いが大きすぎた為、輝針城は出現した瞬間に逆転し、鬼の居る世界に行ってしまった。
城の主は針妙丸であるらしい。彼女の拠点でもあるが針妙丸以外の住人は不明。
外装
黒い瓦に白い壁の純和風の城。雲よりも高い場所に浮いている。
下の階層の方は見切れていて確認出来ない。
内装
薄暗いが、壁は赤く、障子や屏風が金色に輝き、畳には白く光る灯篭が置かれている、豪華そうな城の内装をしている。しかし床は上にある。
自機達は逆さになった城の中を空中浮遊して天守閣目指して階層を進むので、床の側面という珍しい物を見られる。
『東方輝針城』の天守閣は全方レースのような透かしのある窓になっているが『深秘録』の外装から見える窓は、釣鐘型の火灯窓2つと小さな四角い窓1つが並んでいるだけである。窓の外には幻想郷の地と空が広がっている。