概要
東方Projectの弾幕STG第17弾『東方鬼形獣~Wily Beast and Weakest Creature.』第6ステージの舞台となる場所。
元々は畜生界でシェアを奪い合う各派閥の動物霊達が、最弱ながらも万能奴隷として用途の幅広かった人間霊達が絶えない様に一ヶ所に集めた保護施設だったが、これが畜生界を揺るがす程の事態に発展してしまう。
己の非力さを嘆いた人間霊達の祈りに呼応し、埴安神袿姫が降臨。彼女は人間霊達に崇拝すべき偶像を与え、その力を背景に人間霊達は他の動物霊達を恐れなくなっていった。
結果、偶像は力を持ち過ぎてしまい、逆に人間霊達を支配する事となり、やがては畜生界中の動物霊達を蹂躙。そのまま畜生界を支配するに至る。
事態を重く見た鬼傑組の組長・吉弔八千慧が信仰心を持った人間を連れて来て、宗教戦争を引き起こす事により、偶像及びその創造者である袿姫の打倒に乗り出したのが今回の異変の真相であった。
尚、元々の霊長園は湖に囲まれた前方後円墳の様な形の建造物であり、より詳細に言えば元ネタは大仙陵古墳(仁徳天皇陵に比定されている)。
内部は自然の豊かな美しい庭園だったらしいが、袿姫の手によって床は自動で動くエスカレーターとなっており、内装も非常にサイバネティックなそれへと変貌。これには各派閥の動物霊達もその変貌にショックと憤りを隠し切れなかった。
因みにモデルとなった「大仙陵古墳」は今でこそ森となっているが、元々は外部を白い石で葺き2万体以上の円筒埴輪で飾った、人工的な建造物だった。何時から森になっていたかは定かではないが、少なくとも明治時代には既に森だったと言う記録が残っている。
ステージとしての霊長園
ステージ名は「イドラデウス IDOLA-DEUS」。
中ボスとして杖刀偶磨弓が登場し、ラスボスとして埴安神袿姫が立ち塞がる。
尚、ストーリー進行上、袿姫との攻防は逃げながらのそれとなり、ラストスペルに近付くと完全に霊長園から脱出。他の動物霊の援軍が駆け付ける中で最終決戦の火蓋が切られる形となる。