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概要

東方茨歌仙第16話「鬼の酒器」に登場したマジックアイテム。外見は茨模様をあしらった一升枡であり、これに注がれた酒は怪我や病気を治癒させる薬酒となる。たとえば、十六夜咲夜の手にあった包丁だこを服用直後に消失せしめた。まさに「酒は百薬の長」を実現するアイテムである。

また、健康な状態でこの薬酒を飲んだ場合、一時的に怪力が備わるようになる。魔理沙はこの力で霊夢を片腕で軽々と持ち上げ、霊夢は片手で逆立ちを決めている。

ただし、服用後しばらく(一晩程度)時間が経つと鬼のように凶暴な性格になる副作用が発現する。怪力はこの時も残っているため、周囲に死傷者すら出るほどの大迷惑をかけてしまう。

この話の宴会はすでにみんな酔っていたこともあって、百薬枡を使った回し飲み大会となって大量の服用者が発生、それに比例して翌日の被害も甚大だった。以下は服用した人物と鬼化の被害者。

加えて、百薬枡によって体を治療すると、その度に肉体そのものが徐々に鬼へと変化していってしまうため、華扇は百薬枡の使用を他人に勧めていない。

華扇本人については「私の傷(右腕)はいくら呑んでも完治しないから、副作用は出ない」と説明しているが、真相は不明。

第45話「最低と最高の宴会」では比那名居天子依神紫苑が幹事を務めた花見の宴席で供された「たくさん食べると心臓によくない薬草」を摂取した霊夢と魔理沙に体の中を洗浄する薬をこの升で造り与えている。この時は華扇自ら振る舞っていることから、副作用を回避する用法が存在するのかも知れない。

ところでである伊吹萃香伊吹瓢星熊勇儀星熊杯というそれぞれの名を冠した魔法の酒器を持っている。やっぱり華扇は…

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茨木の百薬枡
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