概要
『東方香霖堂』に登場した剣。
霧雨魔理沙が様々な鉄クズと一緒に道具屋「香霖堂」に持ち込んだもので、様々な物品を収集する森近霖之助が保有している。これ以前は魔理沙が長い間保有していた。
魔理沙からは「 汚い剣 」、「 ボロい剣 」と酷評されてしまう。
なお剣の名称は、この剣を持ち込んだ魔理沙の姓から付けられたものである。
そもそも魔理沙が鉄クズを集め始めたのは、過去に霖之助と霧雨の親父さんとの口論(希少な金属、緋々色金に関する話題だったようだ)を盗み聞きした幼い頃の魔理沙が、気になって鉄という鉄をかき集めたため。その途中で偶然に混ざっていた物のようだ。
剣の本質
見た目こそ悪いようであるものの、その剣の本質は日本神話において須佐之男命が退治した魔獣八岐大蛇の尾から現れたという霊剣天叢雲剣、すなわちかの有名な「草薙の剣」そのものである。
霖之助はその能力によってこの剣の名称と用途を理解しており、本来はその名称も「 草薙の剣 」であるが、霖之助の複数の判断からその名称含めこの剣の正体を明かさず、本質を明らかにしないための一つの方策として「 霧雨の剣 」と銘したのである。
なお魔理沙はこの剣の本質を知らず、延いてはその価値も知らない様子である。
この剣は、霖之助曰く「 外の世界を変えてしまうほどの品 」。
さらに元の所有者であった魔理沙と関連して「 魔理沙は気が付かないうちに大変な物を手に入れていたのだ 」とも独白している。
材質には希少金属「緋々色金」が用いられている。
剣の行方及び出自
剣の希少性、何よりもその効力を鑑みた霖之助によって香霖堂の非売品へと列された。
実際に使用されてはいないので、この剣の実践的能力や臨床的効果などの具体的な才能面は不明である(2016年5月現在)。
剣の出自についても不明であるが、史実(外の世界)の草薙剣は壇ノ浦の戦いで一度失われており、その結果存在が忘れ去られ、幻想入りしたと考えられる。
pixivでは
pixivでは本剣に関するタグは主に三種類ある。
この内「草薙の剣」と「草薙剣」はタグとして多用されている他、『東方Project』における「草薙の剣」の二次創作としての擬人化においても「草薙」の姓名が用いられているなど、タグとしても関連する作品文化としても「草薙」がより用いられている。
一方「霧雨の剣」は『東方Project』に登場するものを描いた作品のみに用いられており、『東方Project』以外の創作ジャンルとの共有は見られない(2016年6月現在)という特徴もある。
本タグの意図するところである「霧雨の剣」及び『香霖堂』に登場する「草薙の剣」を描いた作品を最大数求める場合、『東方Project』以外の創作作品やカテゴリーとの共有にはなるが、以下のような検索ワードを用いる事も選択の一つである。
- pixiv検索ワード例:「 草薙の剣 OR 草薙剣 OR 霧雨の剣 」