鈴奈庵とは、東方Projectの書籍作品の一つ「東方鈴奈庵」の略称。
もしくはこの作品の主人公である本居小鈴が住む店の名前である。
この項では後者について説明する。
前者については「東方鈴奈庵」を参照。
概要
鈴奈庵とは人間の里にある貸本屋で、主に外来の本を扱っている。
ここでは本を貸し出す他、普通の本屋のように本の販売もしており、少数ながら印刷・製本も行っている。
稗田阿求が執筆している幻想郷縁起は、鈴奈庵で印刷・製本されたもの。
週に一回、里の子どもたちを招いておとぎ話の朗読会を催している。
建物自体は一般の二階建てよりも低く、外見は平屋のように見えるが、小鈴の寝室部分や虫籠窓と呼ばれる窓の描写が見られるため、厨子二階と呼ばれる建物と考えられる。
妖魔本も存在するためか常に妖気が漂っており、妖気を常人に気づかれることは稀。変装した河童が版木を持ってきて、出来上がると妖魔本となる製本を依頼したことがあった。
取り扱い書籍
取り扱うほとんどの本は「外の世界」から入ってきた「外来本」である(「東方鈴奈庵」第一話)。
蔵書例(登場順)
- 私家版百鬼夜行絵巻
- ネクロノミコン写本・第一漢字写本
- 今昔百鬼拾遺稗田写本
- 百鬼夜行絵巻現代解説本
- Newton
- 私家版百鬼夜行絵巻最終章補遺
- 分福茶釜(二ッ岩マミゾウ版絵本)
- 全て妖怪の仕業なのか(著:アガサクリスQ)
- 幻想郷縁起(著:稗田阿求)
- 『Q』の哲学(著:アガサクリスQ)
その他題名不明の本(登場順)
- 付喪本(本自体が妖怪化した妖魔本)
- 海の怪異が記された本
- 大魔法使いが弟子のために残した魔導書(グリモワール)
- 天狗向けの地獄植物の解説本
- ベルリンの壁崩壊について書かれた本
- ミカンの選別方法(甘み)を記した本
- 推理小説
- 証城寺の狸囃子(おとぎ話)について書かれた本
二次創作
二次創作においては貸本屋や印刷・製本屋としての設定を活かしたものが多々ある。