概要
1973年4月4日から6月27日まで日本テレビで放送された特撮時代劇。全13話。
京都映画と宝塚映画が製作に協力しており、70年代制作の特撮時代劇の中では唯一京都で撮影された。
スポンサーがつかなかった為製作後お蔵入りとなったが、放送局の日本テレビが映像会社の宣弘社に今作の枠買取を条件に『スーパーロボットレッドバロン』の制作を持ちかけ、レッドバロンの前番組として放送された。
現在は時代劇専門チャンネルで放映されている他、2017年には全話を収録したBlu-ray版(二枚組)も発売された。
あらすじ
時は享保年間の江戸時代。江戸の街を騒がす怪人物「狼仮面」を捕らえる為、町奉行の大岡越前守(清川新吾)は影与力の剣兵馬(三ツ木清隆)を長とする武装同心隊を結成する。
狼仮面を相手に窮地に陥った兵馬の前に、突如獅子面の神が現れる。兵馬は獅子面の神の力で正義の剣士「白獅子仮面」に変身し、狼仮面を倒す。
だが狼仮面の裏には江戸幕府の転覆を企む怪人「火焔大魔王」がいた。白獅子仮面は火焔大魔王率いる妖怪軍団に戦いを挑む。
余談
- 主人公ヒーローである白獅子仮面の顔がちょっと怖いことで有名(?)だが、エンディングではコミカライズを担当した古城武司によるイラストが使用されており、白獅子仮面の顔は歌舞伎の隈取のように表現されている。
- しばしば特撮作品をクサす「毎回怪人や怪獣が1体しか出ない」「なぜか主人公の周りばかりで事件が起きる」という声があるのに対し、本作では毎回ではないが1話に付き数体近く登場(第2話の唐傘お化けはミニチュアや合成により相当数登場、代わりに本作では戦闘員はほとんど出ない)、敵の目的が「大岡越前を殺すことで江戸の庶民の心を折って抵抗する意思をなくす」こと・大岡越前の部下である主人公の周りで事件が起きるのは必然、という答えを出している。