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堀越二郎

ほりこしじろう

堀越二郎とは、実在した航空技師、またはアニメ映画『風立ちぬ』の主人公である。
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実在

1903年(明治36年)6月22日1982年昭和57年)1月11日

群馬県藤岡で生まれた。東京帝国大学(後の東京大学)に入学し航空技術を学ぶ。三式戦闘機の主任設計技師土井武夫とは同期であった。

東京帝国大学を首席で卒業後、三菱内燃機製造(後の三菱重工業)へ入社。九六式艦上戦闘機(及びその試作機である九試単座戦闘機)をはじめ、零式艦上戦闘機雷電烈風などの設計開発に携わった。

戦後YS-11の設計に携わり、1963年(昭和38年)の退職後は三菱の顧問や東大防衛大学校日大などで教鞭をとった。

人物像

生真面目な技術オタク。当時の男性としては珍しく、煙草を全く嗜まず、酒も飲まなかったという。烈風の開発中に過労で体調を崩し、烈風の実用化が頓挫する一因となった。プライベートでは6人の子に恵まれ、ハイキングやゴルフが好きであった。

風立ちぬ

CV:庵野秀明
堀越二郎と堀辰雄をモデルに描いた宮崎駿の『風立ちぬ』の主人公

物静かで、感情を外にあまり表さない。美しいものが好きで、夢想に熱が入ると周囲を気にしなくなる。それでいて、軽い身のこなしで礼儀正しく、人懐っこい。モデルとは真逆のヘビースモーカー。

群馬県の資産家の次男として生まれ、飛行機乗りを夢見ていたが、近眼を理由に諦め、夢に現れたイタリアの航空設計技師・カプローニに導かれ、飛行機設計技師を志した。

関東大震災に揺れる東京で里見菜穂子と出会い、東京の大学を卒業後に三菱内燃機に入社。同期で親友の本庄とともに夢の飛行機を模索する。

菜穂子とは軽井沢で10年を経た再会を果たし、彼女の結核を恐れず彼女と儚くも美しい愛を育んでいく。

もう一人のモデル「堀辰雄」

上記の通り、本作品の堀越夫妻は実在の堀越二郎をベースに、堀辰雄と婚約者の綾子および綾子をモデルとした堀の小説『菜穂子』のエッセンスが加えられている。

堀辰雄と綾子は、共に結核の治療のために滞在していた軽井沢で出合った。婚約したその年に綾子が先に逝き、辰雄も戦時中に結核の症状が悪化、戦後はほとんど作品の発表もできず綾子の15年後に後を追った。

『菜穂子』は堀辰雄の唯一の長編小説で、多くのモチーフが『風立ちぬ』に流用されている(プロットは全く異なるが)。

なお堀と堀越は同時代を生きたというだけで全く接点の無い人物である。実在の堀越二郎の妻の名前は須磨子といい、当然結核などにはかかっておらず、堀越との間に6人の子を産んで天寿を全うしている。宮崎駿はこのことについては堀越の息子に事前に話し、了承をとっているという。

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