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概要編集

監督三池崇史
主幹プロジェクトマネージャー佐々木礼子(小学館)
制作OLM
企画展開小学館
玩具展開タカラトミー

旧呼称はガールズ×ヒロイン!シリーズ』(Girls×Heroine Series)(後述)。

テレビ東京系列でミラクルちゅーんずは日曜午前10:30枠、マジマジョピュアーズ以降は日曜朝9時代前半枠(9:00~9:30、2022年4月以降は9:00~9:15)で放映された。また、キッズステーションBSジャパン→BSテレビ東京でも放送されたことがある。


特撮作品としてだけでなく、各社による次世代ヒロインおよびコンテンツの可能性を探るための発掘プロジェクトとしての側面も持っていた。(要はスーパー戦隊仮面ライダーシリーズが若手俳優にとっての登竜門として機能する面を持つように、少女子役やジュニア雑誌モデルにとっての登竜門となる事を狙ったプロジェクトでもある)


2022年以降の展開編集

2022年4月から同じ制作陣によるリズスタ-TopofArtists!-の放送がスタート。ガールズ×戦士の放送枠でキラパワとリズスタを15分ずつ放送する変則的な編成でスタートし、2022年6月末でキラパワが完結するとこちらが30分フルでの放送になった。

キラパワの放送終了をもって「ガールズ×戦士シリーズ」を冠した作品の展開は終了、後継作であるリズスタも同年12月に完結すると、リズスタまで含めた『ガールズ×戦士プロジェクト』制作休止が宣言された

バトンタッチは、ありません リズスタが正真正銘の、最終ランナーですと終了を明言する一方、一旦、お休みをさせて頂きますという表現も用いられているため、いつかシリーズが復活する可能性も示唆されている。

また、本作から生まれたガールズ・パフォーマンスグループのGirls2Lucky2は、シリーズ終了後の現在も活動を継続している。


シリーズの名称について編集

ガールズ×戦士シリーズ』という呼称が初めて用いられたのは、第3作「ファントミラージュ!」の正規プロモーションから。第2作「マジマジョピュアーズ!」まで(より正しくは『ファントミラージュ!』のティザープロモーションまで)は『ガールズ×ヒロイン!シリーズ』という呼称が用いられていた。

公式からはシリーズ名を変更したというようなアナウンスは一切なかったのだが(そのため一時期シリーズ名がダブルスタンダード状態だった)、「ガールズ×ヒロイン!シリーズ」という名称は実際の本放送では使われなかったのに対して、

  • 「ファントミラージュ!」以降の作品では、毎回の放送冒頭に「ガールズ×戦士シリーズ」のロゴが表示される
  • 「ラブパトリーナ!」第1話で作中人物が「新しいガールズ戦士が現れた」と言及する

など、『ガールズ×戦士シリーズ』が正しいシリーズ名の扱いになっていった。

ただしシリーズロゴには『Girls×Heroine Series』と記されているため、旧称がまったく無かった事にされているわけでもない。


余談だが、シリーズ1作目「ミラクルちゅーんず!」の英題は「Idol x Warrior(ウォリアー)」。本来「戦士」に対応する語は「ヒロイン(Heroine)」ではないため、英訳するだけならこちらのほうが正しい。

本シリーズにおいて「戦士」に「ヒロイン」という語を当て始めたのは2作目「マジマジョピュアーズ!」からである。


シリーズの特徴編集

描写・作風の面編集

  • 各話は基本的に「主人公の少女達が変身し、敵に洗脳されて悪人(所謂「今週の怪人」枠)になってしまった人々を魔法やダンスの力で浄化し、元に戻す」といったストーリーで展開される。
    • なおこの怪人だが、アクセサリーをつけたりメイクをしたりする程度で元になった人間の姿ほぼそのままである。
  • バトルパートでは、直接的なダメージを与える攻撃や激しいアクションは敵味方ともにほぼ行わない。怪人が仕掛けてくるパズル・ゲーム的な挑戦をアイテムを駆使してクリアしたり、機転を利かせて隙を作ってから、必殺技で浄化するというのが基本的な流れである。
    • 例外は第1作「ミラクルちゅーんず!」と第5作「キラメキパワーズ!」。
    • ミラちゅーではまだフォーマットが定まっていなかったこともあり、11話でマイが空中キックをお見舞いする、31話で敵の攻撃を受けたマイが足を痛めるなどの明確な物理的ダメージの描写があった。
    • ゲームがモチーフのキラパワでは、ヒロインと怪人がHPを削り合う直接的な戦闘描写がある。ただしCGや演技による演出で表現されるため、激しいアクションはない。
  • 集団ヒーロー・ヒロイン物としては珍しく、一部のメンバーのみor1人で戦う回が比較的多め(主にマジマジョ以降)。
  • 変身シーンや必殺技の発動シーンでヒロインたちがダンスを披露する。1人の変身シーンにつき2分弱とぶっちゃけ尺は長いが、演者によるクオリティの高いダンスと最新鋭のCG技術が詰め込まれた本作の見せ場の1つである。
    • もっとも、各人の変身バンクがフルサイズで流されるのはその戦士の初登場回と前述の「一部のメンバーのみが戦闘に参加する回」に限られており、全員が変身する話では短縮化されたものが流れる。
    • ラブパトのみ同時変身専用のバンクがあり、ソロバンクは単独変身時限定となった。
  • シュールでカオスなギャグ描写が非常に多い。ただし単なるコメディにとどまらず、子供向け番組らしくメッセージ性の強いエピソードも多々存在している。
  • 敵に立ち向かう際に、陸上競技のスタンディングスタートのような姿勢のファイティングポーズをとることが多い。
  • マジマジョ以降、各作品1回は前作とのクロスオーバー回が作られている。

キャスト・現実での展開の面編集

  • ヒロイン役の演者はオーディションで選ばれる。ヒロインの年齢は演者本人に近い、もしくは同じに設定されているため、基本的に中学生。
    • ミラちゅーのカノン、キラパワのキラリのみ小学生。
  • 主役格のヒロインはイメージカラーがピンク。また、ミラちゅー~ラブパトまでは髪型がツインテールで統一されていた。
  • 主人公の家族や周辺の人物役、悪役、ゲストキャラ役などには三池作品や東映特撮の経験者、芸人等結構著名な人物も多い。
  • ヒロイン役のメンバーによるドラマ放送期間限定ユニットが結成され、OP・EDの歌唱や各地でのリリースイベント、ライブなどのアーティスト活動を行う。
    • ファントミ開始時にはミラちゅー~ファントミの一部出演者によるユニットGirls2が結成された。以降OPはGirls2の担当になった。
    • 例外としてキラパワでは期間限定ユニットが作られず、開始時にはラブパトとキラパワの一部出演者によるユニットLucky2が結成された。以降OP・ED両方がLucky2の担当になった。

作品一覧編集

  1. アイドル×戦士ミラクルちゅーんず!
  2. 魔法×戦士マジマジョピュアーズ!
  3. ひみつ×戦士ファントミラージュ!
  4. ポリス×戦士ラブパトリーナ!
  5. ビッ友×戦士キラメキパワーズ!

コラボ編集

リカちゃん編集

毎年ピンク(主人公)の衣装を着た人形を発売していた。

プリティーシリーズ編集

ゲーム内に本シリーズとのコラボコーデが登場。コラボ開始当初は雑誌の付録としての登場だったが、プリチャンでのコラボ以降は筐体からも排出されるようになった。

また、プリチャンにはファントミラージュの4人が、ファントミラージュにはミラクルキラッツの3人と白鳥アンジュが相互にゲスト出演した。

トミカ絆合体アースグランナー編集

ニチクジ!みんなで変身タイムと称した2作品の合同キャンペーンが行われた。

アースグランナー最終回にはラブパトの4人が、ラブパト第32話にはグランナーRグランナーKの着ぐるみが相互にゲスト出演した。


関連タグ編集

三池崇史 OLM 小学館 タカラトミー テレビ東京

ニチアサ


不思議コメディ美少女シリーズ美少女戦士セーラームーン(ドラマ):女児向け特撮作品の先輩方。


プリキュアシリーズ:2004年から続く変身ヒロイン/戦うヒロインの先輩。

「ガールズ戦士の母」とも言える佐々木PMはプリキュアシリーズにも『ハートキャッチ』26話から『ドキドキ』41話まで参加していた。本作はプリキュアの築いたフォーマットを数多く踏襲・引用している一方で、佐々木がプリキュアに対して抱いていた違和感や危惧・異論なども多少反映されている。


きらりん☆レボリューション:「作中のアイドルを現実世界で活動させる」という手法を取り入れた作品の前例。


仮面ライダーシリーズ:マジマジョピュアーズ以降の本シリーズの裏番組。ターゲット層が違うとはいえ、日曜朝9時は特撮同士(さらに言えばタカラトミーVSバンダイ)が競合する形となっていた。

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