概要
既存のシリーズ作品と極めて類似した作風やシステムを持つものの、ストーリーや世界観自体に繋がりはない新規作品。
そのまま元の世界の続編として作れない理由には、
- 会社側が元の物語を完結させている。
- 制作スタッフが版権を所有できなくなった
- 作品の中核と言えるメンバーが何らかの理由で制作会社を退社したことで、彼等自身はその続編を制作できない(職務著作などの理由により、版権や商標を会社側が持っている)
- 逆に作品の中核と言えるメンバーが何らかの理由で退社したことで、制作会社側がその続編を制作できなくなった(会社側が版権を持っているが、メンバーがいない事で同様のテイストを持つ作品を作れなくなってしまった)
- 元々の作品自体は不人気であったがスタッフ側には思い入れがあって続編を作りたいものの会社側やスポンサーなどの許可が出なかった
- そもそも元々の作品が古すぎて忘れ去られているために、続編であるメリットがない
などがある。また「元々の作品の作者(制作会社)ではない人が作っている」場合もあり、これに関しては
というパターンもある。
これらを理由として製作者達が知的財産などの問題を回避しつつ、元の作品と似た作品を制作することがあり、これが「精神的続編」と呼ばれるものである。
一方で、BEMANIの音ゲーに関しては、ある作品の展開が終了したからと言って新規リリースされた作品が精神的続編と言われるようなことはない。こちらは基本的にBEMANIというブランドが確立されているためだ。
基本的には「既に終わっているシリーズ」を意識したものが多いが、インベーダーゲームやタイムボカンシリーズ等「後継作全ての雛形となった作品」がある場合はこれに含まれ辛く、稀に前身作品が復活するケースもある。
ソーシャルゲーム作品における作品Aのサービス終了後、新規展開される作品Bのようなものは一例に含めていない。それを同事例にしてしまうと、無尽蔵になってしまう可能性もあるため。
(いわゆるモチーフ題材被り、AV女優題材作品の画像流用系、プリンセスコネクト!→プリンセスコネクト!Re:Diveのようなリニューアルなどを含む続編辺りが該当)
一例
※"類似作"の乱立にならない様、関係性の強い1作品ずつとする。
- 愛天使世紀ウェディングアップル:前身は愛天使伝説ウェディングピーチ
- ANGELICAASTER:前身は巨神と誓女。
- おジャ魔女どれみシリーズ:前身はとんがり帽子のメモル
- ゼノサーガ:前身はゼノギアス
- デスストランディング:前身はメタルギア
- Nikoderiko:前身はスーパードンキーコング
- パーフェクトダーク:前身はゴールデンアイ007
- BugFables:前身はマリオストーリー
- bloodstained:前身は悪魔城ドラキュラ
- プリキュアシリーズ:前身は美少女戦士セーラームーン
- ホーリーホラーマンション:前身は妖怪ウォッチ
- MightyNo.9:前身はロックマン
- 豆狸のバケル:前身はがんばれゴエモン
- Yooka-Laylee:前身はバンジョーとカズーイの大冒険
- 百英雄伝:前身は幻想水滸伝
- アームドファンタジア:前身はワイルドアームズ