データ
別名 | 惑星怪獣 |
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身長 | 57m |
体重 | 3万t |
出身地 | ガウス星 |
概要
第19話「はぐれ星爆破命令」に登場。
元々は平和なガウス星に住む大人しい生物だったが、地球に接近する灼熱のはぐれ惑星「レッドローズ」を核ミサイルで破壊する「ローズ・プロジェクト」で使用された核兵器「レッド1」の放射能の影響により怪獣化した姿。
体を黒雲と化して飛行することができ、地球に飛来した当初は謎の黒雲として認識されていた。
両目からはTNT1万t分相当の破壊力を持つ破壊光線「クラッシャービーム」を放ち、頬の管からは放射性ガスを噴射する。
地球の通常兵器による攻撃を全く受け付けない防御力を兼ね備えている。
故郷の星を地球人たちの都合だけで滅ぼされたために復讐の鬼と化し、地球へと黒雲の姿で襲来。偵察に訪れた防衛軍を撃退した後に実体化して地球に復讐をなさんと暴れ回る。
ガウス星に生物が存在する事を知っていながら、諸事情でその事を伝えられなかったばかりか、地球を救うためとはいえガウス星を犠牲にしてしまったために自責の念に駆られたウルトラマン80との戦闘の末降参した(というか、疲労か恐怖で戦意を喪失した?)ため、彼の計らいで「テレポーテーション」によりガウス星によく似た環境の星へと連れていかれた。現在はそこを第2の故郷として平和に暮らしている。
はぐれ星レッドローズ
何処かの天文学者によって命名された、その名の通り赤く輝く灼熱の惑星。
自転の回転軸が突如変化し、地球との衝突ルートをたどるはぐれ星となってしまった。
大きさは地球よりもはるかに巨大で、もし衝突すれば地球は確実に破壊されてしまう。また太陽に接近したことで熱エネルギーを吸収し、地球上の各地で気温が6~7度低下する現象も発生している。
そのため地球上の世界各国から集められた全ての核ミサイル(作戦遂行時に確認できるだけでも5つも発射して集められて連結・合体された)をレッドローズに向かって発射するローズプロジェクトが発案。地球に影響の及ばない範囲であるポイントUUV248にスペースマミーで爆破ロケットを誘導しUUV261にいるレッドローズを爆破することとなった。
その際にはジュエル星、ウィン星、ウィル星、そしてガウス星という生物のいないとされていた4つの惑星が巻き添えとなって消滅することとなる。
この4つの惑星は満足な調査も行われておらず調査する時間もなかった(しかし作中では、ガウス星には生物はいないと調査結果が出たと、イトウチーフから説明されている)。作戦決行直前になってガウス星に生体反応が確認されたものの時すでに遅く、レッド1の爆発によってレッドローズ、そしてガウス星をはじめとした4つの惑星は宇宙の塵と消えた。
ウルトラマン超闘士激伝
第37話にて観客として登場。原作とは違い、牙が生えている。
カネゴンの観戦魂に突き動かされて最後まで戦いを見届ける事を決意した。
余談
本エピソード「はぐれ星爆破命令」は『ウルトラセブン』の「超兵器R1号」のリメイクであり、脚本も同じ若槻文三である。
このエピソードの放送日は8月6日、すなわち広島原爆の日である。
そのため、放送の際は核兵器、核爆弾のセリフ6か所をすべてカットした上で放送されたという。
尚、このエピソードの事件解決後のエピローグにて、イトウチーフはガウス星を犠牲にした結果、そこに住んでいた生物が突然変異を起こしては復讐にやってきたこの件について、後悔と反省をしており、矢的猛=80以外の隊員達が「地球は無事で済んだんだから、それでよかったじゃないですか」と、能天気な事を揃って言っているのとはまるで正反対である。さすがは今回は海外に行っていて不在のオオヤマキャップに代わって、チームの指揮を執っていた責任者であると言えよう。
関連項目
そのほかの彼と同じ血を吐きながら続ける、悲しいマラソンの犠牲者達