曖昧さ回避
1969年~2011年のリビア⇒大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国
この記事では現在の「リビア国」(دولة ليبيا)について、建国前の歴史も踏まえながら記述する。
ライトノベル『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』の登場人物についてはオリヴィア(モブせか)の項を参照。
概要
面積176万平方km(日本の4.6倍)、人口681万人(2022年)、首都はトリポリ。
北西はチュニジア、西はアルジェリア、南西はニジェール、南はチャド、南東はスーダン、東はエジプトと接する
歴史
成立
1912年にオスマン帝国が、イタリア王国との戦争で敗北したことにより、トリポリにキレナイカなどを中心とする地域をイタリアの植民地として割譲した範囲が、現在の国土とほぼ同じくらいの大きさであった。占領中より、元来の古代名でもあったリビアが復活するが、イタリアからの圧政は苛烈なものであった。
イタリアが第二次世界大戦に敗北したのを機に1951年12月24日、リビア連合王国として独立。第二次世界大戦後のアフリカでは最初の独立国(ブラックアフリカ圏では1957年のガーナ)となった。
カダフィ時代
1969年9月1日にムアンマル・アル=カダフィ(カダフィ大佐)がクーデターでリビア王国を崩壊させ、自らによる事実上の独裁国家"リビア・アラブ共和国"を建国。1977年には"大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国"と改名し、自らが出版した「緑の書」に掲げられるジャマーヒリーヤという政治体制によって国家運営をする。
カダフィ体制の終焉
アラブの春の影響で2011年リビア内戦が勃発し2月17日革命(ثورة 17 فبراير)により"リビア国"が建国される。内戦は以後も続くが、8月30日にカダフィ政権が崩壊。10月20日にはシルト陥落によってカダフィが死亡し、内戦が終結、リビア国側の勝利に終わる。
近況
散発的なテロ攻撃、民兵間での武力衝突、国内全域での殺人、誘拐といった凶悪犯罪が多数発生していることもあり、日本の外務省は全域に退避勧告を発令。日本大使館はチュニジアに退避。
関連タグ
究極超人あ~る・・・パパがリビアで大佐をしているというネタが有る