概要
今まで速かったもの、勢いがあったものが、その早さ、勢いを失ってしまう事。
陸上競技の世界では前半でペースを飛ばし過ぎて、後半スタミナ切れと同時にタイムを落とすことを指す。
また、航空機においては翼の迎角(気流に対する主翼の角度)を大きく取り過ぎた際に気流が翼面から剥離し、揚力が発生しなくなる現象を失速と呼ぶ。主に低速となる離着陸時に発生しやすい現象ではあるが、飛行条件によっては高速飛行中に速度低下を伴わないまま失速に陥ることもある。そのため、必ずしも文字通りに「速度を失う」わけではない。失速時には即座に機首下げ姿勢を取り迎角を小さくし、さらに重力を利用して加速しなければ墜落に至る。