自動車教習所(じどうしゃきょうしゅうじょ)は、自動車の運転と交通法規、整備方法等を教える施設。
概要
"自動車"とあるが、バイクやフォークリフトの教習もやってたりする。
教習は学科と技能の2種、2段階からなり、それぞれ試験がある。
学科では交通法規、救護技能を学ぶ。眠くなるらしいが、人の命に関わる為、寝てると教習原簿に判子を貰えず追い出されたりするので注意。
自動車の技能教習では第1段階で車両の基礎操作を学び、第2段階で所外に出て、実用的な教習が行われる。ショボいCGのドライブシミュレーターや楽しい楽しい高速教習など、面白さは段違い。だが、他の人と一緒に受ける教習がいくつかあり、コミュ障にはつらい。
なお、所内で行われる修了検定、仮免許学科試験を受けないと仮免許は貰えず、路上教習が受けられない。
受からないからのんびりいけばいいのかと言うとそうでもなく、教習期限というものがあり、9ヵ月で教習を終えないと全ての苦労が水の泡になる。また、教習を終えて3ヵ月以内に卒業検定に合格しないと、同じく苦労が水の泡に…(検定期限)。法律で決められてるから足掻いてもダメ。
ちなみに、車とバイクの免許を一緒に取るという荒技?もできる(学科は同じの為)。
ついでに言ってしまえば普通2輪(16歳~)の免許を持っていれば、学科が(一部を除き)試験を含めて免除になるため、場合によっては楽々と卒業できたりする(修了検定は仮免許を取るために必要なので、受けなければならない。)。逆も然り(普通車免許を持っててバイクの免許を取る。)。
効果測定とは模擬試験みたいなもので、気楽に受けれるが、合格しないと学科試験が受けられないので注意(合格点は学科試験と同じだが、1回合格すればOKだったり、何回か連続で合格しないといけないなど様々。)。
検定では、発進不能(同じ場所で4回エンスト)や脱輪大(縁石に乗り上げたまま気付かなかったり)、踏切停止(踏切の中で止まる。エンストもアウト)、後退大(坂道で下がり過ぎ)、逆走、他車妨害、信号無視(赤信号に突っ込むのはもちろんアウトだが、黄色信号は大体検定員のさじ加減で決まる。)、検定員補助(ハンドル取られたり、ブレーキ踏まれたり、教習ではよくても検定ではアウト。)、課題失敗(バイクの急制動、一本橋、スラローム、波状路。)など…、基本的に危険行為は一発アウト。他にも、細々とした減点が積み重なって減点超過になったり。
なお、不合格になった場合は補習教習を1時間受けないと再受験出来ない。
ちなみに道は車の場合、検定員が教えてくれるので気楽に。バイクも道を教えてくれるが、基本的に1人でコースを回る為、覚えておかないと後悔する事になる。
教習所によっては高速道路教習はCGシミュレーターのみで行う場合もある。これは渋滞地域などで高速走行ができない場合などに行われる。またMT車の教習でも高速走行だけはAT車両で行う事が多い。
無線教習といって場内を教官を乗せず1人で走る教習を行うところもある。無線で指示を受けるがこちらの声も向こうに筒抜けであるため注意。
卒業までのながれ
- 車
入学→適性検査→第1段階→仮免許前学科効果測定→修了検定→
→仮免許学科試験→第2段階→卒業前学科効果測定→卒業検定→卒業
- バイク
入学→適性検査→第1段階→
→第2段階→卒業検定→卒業(バイクは路上教習がないため仮免試験はない)
卒業検定に合格すれば、教習所とはおさらば。最後の難関、免許センターでの本免許学科試験が待ち受けている。(卒業してから1年以内に受けよう。じゃないと…。)
また学校の夏休みや春休みを生かして、宿泊しながら免許取得を目指す『合宿免許』も存在する。
ATで14日~16日程度、MTで15~17日程度はかかるが、最短だと費用が安くできるメリットもある。
関連項目
教習所 教官 教習車 免許 運転免許 若葉マーク 初心者 原付二種 資格 交通 交通安全
各種学校:学校教育法(昭和22年法律第26号)第134条の学校認定を受けている自動車教習所もある。