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「やだなあ、上ですよ」


人間態/CV:杉林功


概要編集

第12・13話に登場した通常ファントム。敵味方に関わらず敬語で話すが、本性はかなりえげつない。人間を完全に見下しており、上司(人間)を私怨で勝手にリンチしている。

「松木庵」という和菓子屋で職人の見習いをしている稲垣徹也が料亭に配達する途中に襲い掛かり、運んでいた和菓子を滅茶苦茶にしてしまった。ウィザードと戦闘になるが、ハリケーンドラゴンの力に追い詰められたために瞬平を人質にとって時間を稼ぎ、その隙を突いて逃走する。


当然、料亭はこの話を信じることはなく契約を打ち切られてしまった。

その後、徹也が松木庵の親方の味を継承することを決意した場面で再び現れるが、居合わせていた晴人が立ちはだかりウィザードとの戦闘に入る。

決意を新たにしたウィザードに圧倒されつつも一瞬の隙を突いて逃走を図るが、ハリケーンスタイルを振り切れず追いつかれる。

そこからは徹也を殺してゲートである親方を絶望させようと執拗に徹也を狙うが妨害され続け失敗。最後にはハリケーンドラゴンを相手にドッグファイトを繰り広げたが、空中で「サンダー」の魔法を使用したウィザードに釘づけにされ、発生した竜巻の中に引き込まれたまま雷撃を受けて消滅した。


外見編集

騎士のような姿をしている。


能力編集

翼を出して空を飛ぶことが出来る。

を武器とするほか、額から緑色の光弾を飛ばして攻撃する。


余談編集

松木庵の店主・和菓子職人「松木昭造」役の諏訪太朗が複数の平成ライダーシリーズに出演している。


演じた杉林功氏は、欽ちゃん劇団の劇団員で、お笑いグループ「カンカラ」のメンバーの1人。お笑い番組などで見かけたことがあるという方も多いのではないだろうか。


武器の槍はノームトライデントから両端の刃を除去した物である。

スーツは後に第32話に登場するファントム・ボギーに改造された。武器の槍もそのまま流用されている。

第18・19話に登場したヒドラもヴァルキリーの槍と同じデザインの槍を使用していた(流用の可能性あり)。


原典のヴァルキリーと異なり、性別や体格は男性である。

今週の仮面ライダーウィザード 【希望のアームロック】



関連タグ編集

仮面ライダーウィザード ファントム 奈良瞬平 ハリケーンドラゴン

ヴァルキリー


仮面ライダーバルキリー:『仮面ライダーゼロワン』に登場した同名の女性ライダー


冥王ジルフィーザ:こちらも元ネタがシルフィードで女性と言う男性の幹部怪人。


アラクネ(ファントム):原典の性別が逆になってるファントム繋がり。


インセクト眼魔:原典の性別が逆なライダー怪人繋がり、ただしこちらは原典は男性だが女性になってるためヴァルキリーとアラクネとは逆である。


正体編集

第12・13話のネタバレを含む為、記事の閲覧には注意
























その店の手伝いとして露天販売していた奈良瞬平から、謎のサラリーマンが饅頭を買う。

饅頭のうまさに感動したのか「こんな美味い、饅頭今まで食べたことがない!」と絶賛。

更に突然、謎のサラリーマンは「1つと言わず毎日500個」と言い出した。


そのサラリーマンは桐谷克弥という名前で成島屋百貨店の地下食品売り場和菓子担当マネージャーをやっていると言う。


瞬平はそのまま松木庵へ案内し、店主であり職人の「松木昭造」に明日から半年間500個出品してほしいとお願いする。

ヴァルキリーに和菓子をメチャクチャにされ、届けるはずだった料亭から信用を失い、契約を切られた為、店を守るためにこの仕事を引き受ける。


そして新作饅頭「きぼう」が完成。

朝に500個完成し、松木と瞬平は仕入れ先に行くが「注文していない」と言われる。

松木は「桐谷さんを呼んでくれ!」と叫ぶが、

「残念ですが、不在なんですよ。桐谷は絶望して死んでしまっておりますので。」

実はこの桐谷はヴァルキリーの宿主であり、無駄に大量に饅頭を作らせ、経営を傾けることが目的(怪人体初登場シーンの場所が成島屋百貨店の屋上という伏線が張られている)。

つまり松木庵の和菓子職人「松木昭造」がゲートだったのだ。


正体を明かした後、昭造を絶望させようとするが、ウィザードと交戦する。

ハリケーンドラゴンのサンダー魔法でグールを一掃するが、ゲートを庇っていた瞬平を人質に取る。


その後ヴァルキリーが松木昭造の希望が弟子の徹也にあった為、徹也を直接殺して絶望させようと目論むがそれもウィザードに阻止され、最期はハリケーンドラゴンのサンダーを併用して作り出した竜巻に巻き込まれ、大爆発した。


結果として松木庵は閉店するが、松木は徹也が路頭に迷わない為に知り合いの和菓子屋の社長に徹也を雇ってくれるよう掛け合っており、瞬平が必死で守った最後の「きぼう」がきっかけとなり、徹也は無事就職できたのだった。

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