概要
『仮面ライダーセイバー』に登場する小さな本屋。住所は「東京都かがり市第二地区9丁目6号」。
本作の主人公であり小説家である神山飛羽真が店主。飛羽真の担当編集者である須藤芽依には「小説家がダメな時の副業」と揶揄されている。しかし本人曰く「子どもの頃からの夢」とのこと。
店内には多くの本だけでなくファンタジーをイメージしたジオラマが設置されており、ジオラマの作り込みは専門誌にも掲載されるほど。
飛羽真が近所の子供達に童話を読み聞かせるなど、子供の憩いの場所となっている様子。店内の奥には男湯、女湯と書かれたスペースがあるが、おそらく入浴設備ではなく、男児向け、女児向けの本が置いてあるスペースなのだろう。
売っている本は絵本や児童文学が中心だが、自著など一般向けの書籍も販売しており、なんとガシャポンも置いてある。
また、顧客の誕生日にはお任せで顧客に合った絵本をセレクトしてくれるサービスも行なっているようだ。
ドアに提げられたプレートは本を模しており、開店している際には表紙を開いて「物語のはじまり」、閉店している際には表紙を閉じて「完」に切り替えている。
第1章2章と、初来店したソードオブロゴスの剣士が何かに乗って入って来るのがパターンになっている(倫太郎はライオンセンキ、賢人は絨毯に乗って来店した)。
セイバーの人物以外では、特別編でゾックス・ゴールドツイカーが訪れている。
最終章
仮面ライダーストリウスを撃破後、新たなワンダーワールドにファンタジック本屋かみやまがあり、飛羽真は小説を書いていた。
余談
ジオラマ内の建造物の看板には「らーめん龍騎」、「多国籍料理店クスクシエ」、「鳴海探偵事務所」、「クジゴジ堂」、「光寫真館」、「ドルーパーズ」、「ユグドラシル・コーポレーション」、「居酒屋どんより」、「喫茶シャルモン」、「天ノ川学園高校」、「聖都大学附属病院」などの歴代ライダーネタが仕込まれている(この中に通りすがりの仮面ライダーと怪盗もいたりする)。
このジオラマは飛羽真の夢に出てきた異世界を基に作られたという設定であり、現在、このジオラマのセットは太秦映画村にて補完展示されている(参考元のツイート)。
絵本も同様に
- 「おはよううちゅう」
- 「きぼうのまほう」(著者はそうまこよみ)
- 「かいじゅうがいるいえ」(著者はアンク・ローと水野園寺、出版社は王様出版)
- 「こころやさしいオオカミさん」(著者は犬井拓海、出版社名はスマート文庫)
- 「こよみちゃんのドーナツ」
- 「だいだいねことひなたぼっこ」
- 「はしれ!トルネードバイク」(著者と出版社は一文字隼人、本郷猛、藤岡弘、のパロディ)
- 「はらぺこさやかちゃん」(著者は曽根夏子、出版社は蝙蝠出版)
- 「ビクビクおばけのゴースト」(著者は御成りか、出版社は輝眼社)
- 「ビッグ!ビッグ!」
- 「ひろちゃんとゆあちゃん」
- 「ポチとこうたくん」(著者は桂明)
- 「やさしいゴリラ」、「ゆうすけくんのだいぼうけん」(著者は五代みのり)
- 「勇者と10匹のドラゴン」(著者は井上ヒロ)
と歴代ライダーのパロディになっており、パロディ元もメジャーどころからマイナーどころまで抑えているガチっぷり(プロップの詳細は『愛蔵版仮面ライダーセイバー 超全集』(小学館/2021年)より)。
また、既存の絵本が元ネタになっている絵本も存在し、「かいじゅうがいるいえ」は「かいじゅうたちのいるところ」のパロディとなっており、この他にも「だいだいねことひなたぼっこ」はまどみちおの「ネコとひなたぼっこ」から来ていると思われる。
なお、「森の魔法使い」のみが『仮面ライダーウィザード』に登場した絵本そのままとなっている(ちなみに出版社は章太郎出版のようだ)。
「ファンタジック」は誤用。本来は「ファンタスティック」である。何の偶然か、『セイバー』にはファンタスティックの名を冠する形態が登場している。
関連タグ
カラフル、あおぞら中学校:ニチアサ同期における主人公達の拠点。
飛電インテリジェンス/飛電製作所 → ファンタジック本屋かみやま/ノーザンベース → しあわせ湯
深罪の三重奏では…。
何らかの原因で炎上(劇中でも結局原因はわからずじまいで、恐らく事故)、跡形も無くなっている。そのため、開始時点では別の場所に移転されており新たな地で必死に経営している飛羽真の姿が断片的ではあるが描かれている。