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この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!


概要編集

1974年10月から1975年3月まで、NET(・毎日放送)系列局ほかにて放送された。なお、NETの放送時間帯であった金曜夕方6時台前半はいわゆるローカルセールスだったため、系列局でも放送日時の差し替えを行った所が少なからずあった(例えば毎日放送は木曜夕方6時台前半・NETよりも1日早く放送)。


科学忍者隊ガッチャマン新造人間キャシャーンに続くタツノコプロオリジナルSFアクションヒーローアニメ。「アメホン国のワシンキョウ市」という架空の都市を舞台とし、当時ヒットした映画「燃えよドラゴン」のブルース・リーを意識したカンフーアクションで次々と敵をなぎ倒していく爽快さに定評がある。

前者2作はシリアスな内容に対し、本作はコメディ、ギャグ路線が強い。レギュラー登場する悪の組織は無く、毎週個別の犯罪者・犯罪組織が悪事を実行する(が、ポリマーがあまりにも強すぎて目立たない)。

主人公の鎧武士を演じた曽我部和恭は作品の収録前に何度もブルース・リーの映画を見に行ったという。


1996年にはOVAにて『新・破裏拳ポリマー』としてリメイクされた。

このOVAシリーズでもキャシャーン、ガッチャマンに続く作品として制作されており前2作シリーズ同様に、キャラクターデザインは梅津泰臣、脚本を柿沼秀樹が務めた。しかし監督は新房昭之に交代した上メカニックデザイナーを石浜真史が務める事となった。そして前2作で中核を務めたアートミックが制作協力から外れ、代わりにJ.C.STAFFが加わる事となった。しかし、こうした新機軸部分が裏目に出たか打ち切りで未完の作品となってしまった。


2017年5月にタツノコプロ創設55周年記念作として実写映画版が公開された。監督は特撮畑の坂本浩一氏。主演は溝端淳平。溝端はオファーを貰った際に「どうせスーツアクターが代行するだろうと思っていたがちょっと違った。」とコメントしており、顔がむき出しのスーツのため溝端自らがスーツを着て演じている。

なお、ストーリーに関しては独自のものとなっている。


登場人物編集

主人公。本名「鬼河原武(おにがわら たけし)」。車探偵事務所の新米助手として普段は国際警察の無線を傍受することくらいしか能のない三枚目だが、実際は頭脳明晰かつ柔道3段・空手3段の腕前を持つ格闘技の達人であり、ポリマーに転身して戦う。事件の捜査中、親父に直面しそうになると慌てて隠れる。


車探偵事務所のボス。何かにつけて自称「二代目シャーロック・ホームズ」と名乗って格好付けるのだが、現実は三流のヘボ探偵で、懐の拳銃も実は水鉄砲である。


  • 南波テル(声:落合美穂)

車探偵事務所の電話番及びこの作品のヒロイン。事務所の家主でもあるので、オーナー権限には誰も逆らえない。


車の飼い犬で元警察犬。武士の事情を全て知っていて、毎週セリフもあるのだが、犬なので劇中の人物たちには聞こえていない事になっている。


国際警視庁長官で、武士の父。通称「鬼虎(長官)」。仕事の立場上、息子が家出していて行方不明で、毎日心配してるとは言い出せない。


ポリマー編集

中盤になって初めて誕生の由来が語られるという意表をついた展開。「転身ポリマー!」の掛け声によって武士がかぶっているヘルメット「ポリメット」に内蔵されているコンピューターが作動、物質変化を起こしポリマー(重合体)スーツとなって武士の身を包む。

その姿から、ポリマーマシン(自動車)、ポリマーホーク(戦闘機)、ポリマーグランパス(潜水艇)、ポリマーローラー、ポリマードリル、の各形態に変形して戦う事も可能。

特訓で編み出した「破裏拳流拳法」を駆使して戦う。


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  • 幻影破裏拳

自己の分身を作り出し敵を幻惑・翻弄させる。


  • 真空片手独楽

敵を片手で持ち上げ独楽のように高速回転させて投げ飛ばしたり片手を地面に付けて、それを軸に横回転し、相手集団を蹴り飛ばしたりする。


  • 反動三段蹴り

ジャンプした反動を利用して何度も敵に三段キックを浴びせる。

関連イラスト編集

破裏拳ポリマー


関連動画編集

第1話「怪盗むささび党」編集


実写映画版 予告編集

関連タグ編集

タツノコプロ

SF アクション 探偵

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