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キャシャーン(OVA)

さいしょのりめいくのきゃしゃーん

キャシャーン(OVA)とは1993年からタツノコプロ製作・コロンビア発売の全4巻のOVA、及びそのノベライズ作品である。
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概要編集

キャシャーン(OVA)とは1993年タツノコプロ創立30周年を記念して製作された全4巻のOVA。新造人間キャシャーンの最初のリメイク作品である。


制作協力にアートミック(社長がタツノコ出身の鈴木敏充)と東京キッズ(葦プロから独立した制作会社)が噛んでいるため、よくよく見ればタツノコの名義作でありながら両スタジオのメンバーが主要スタッフとなっている。(特にアートミックは社長の鈴木が、タツノコ側の成嶋弘毅と同等の存在として本作企画担当の一角を担い本作に取り組んでいた事から、本作品の制作の中核を担っている)


監督は福島宏之。キャラクターデザインは梅津泰臣

スーパーバイザーをアートミックの柿沼秀樹が務めた。

脚本は會川昇、有井絵夢、柿沼秀樹による。


メディアミックスとしてスーパーバイザーの柿沼秀樹がノベライズ版を手掛けた。挿絵はキャラデザの梅津泰臣。梅津氏は原典の大ファンだったそうで、それだけに作画に気合が入っていた。


OVA、しかもハードSFに定評のあるアートミックが中核に噛んでいるだけあって、乾ききったハードさと鬱展開も原典以上。またOVAとノベライズ版では結末が異なる特徴がある。


introduction編集

世界はブライキング・ボスを名乗るアンドロイドが率いるアンドロ軍団に支配されていた。

そんな虐げられた人類にはある伝説が伝わっていた。アンドロ軍団に対抗する伝説の戦士・キャシャーンの存在を!

行方不明になった恋人・東鉄也を探しながらアンドロ軍団に戦いを挑むレジスタンスの上月ルナは、アンドロ軍団の罠に掛かり捕えられ、伝説の戦士・キャシャーンに仕立て、公開処刑をおこなおうとした。

その時、間一髪に現れた純白のスーツに身を纏った謎の男が現れる。その男こそ伝説の戦士・キャシャーンであった!そして、キャシャーンはルナを救出後何処へと去り、ルナはキャシャーンに行方不明の鉄也の姿を重ねる。

果たして、キャシャーンの正体は如何に?


character&cast編集

キャシャーン・CV/草尾毅

東博士・CV/キートン山田

上月ルナ・CV/冬馬由美

ブライキング・ボス・CV/内海賢二

バラシン・CV/菅原淳一

アクボーン・CV/二又一成

サグリア・CV/天野由梨


作品リスト編集

第1話神話からの帰還
第2話過去への旅立ち
第3話鋼鉄の戦場
最終回復活のキャシャーン

原典からの変更点編集

  1. フレンダーの変形は飛行形態のみで、その中にキャシャーンを内包する
  2. サグレーが性転換しサグリアに改名
  3. 東博士もいつの間にかブライキング・ボスに融合させられていた




その後のストーリー展開(ネタバレ注意!)編集

此処からは物語の核心が書かれています。


































OVAリメイク版編集

鉄也はアンドロ軍団の襲撃を受け、瀕死の重傷を負い、最後の力を振り絞り新造人間に転生した。

オリジナル版に勝るとも劣らない陰鬱さを有しており、数少ない味方の上月ルナに対しても冷淡に接していた。

終盤、父・東博士もブライキング・ボスに取り込まれていた事と、ブライキング・ボスの計画が人間時代に父と共に考案した物と知り、衝撃を受ける。

最期はオリジナル版とは逆にキャシャーンはブライキング・ボスを倒すも機能を停止し、母の成れの果てのスワニーの自爆で正に一家心中オチ…と、思われたが、ブライキング・ボスの残骸のモニターが生きており、半バッドエンドとも言える。


ノベライズ版編集

オリジナル版通り、五体満足でキャシャーンに転生。此方はエディプスコンプレックスをテーマに、キャシャーンは何と母・みどりに屈折した愛情を持っており、父・東博士を亡き者にしようとする不届き者であった。 そして、人間時代の記憶を思い出す事を忌々しく思う描写もある。

最終決戦でブライキング・ボスが東博士の声で喋り、キャシャーンを惑わせるが、OVA版と異なりキャシャーン、ブライキングボス、スワニーが集まった所で一家心中の相討ちとなり、此方はキャシャーンの残骸からDNAが回収され、上月ルナが卵子を提供。試験管ベビーとしてキャシャーンは人間に戻れたのであった。



展開終了後編集

OVAリメイクの高反響を受けた事から、1994年から翌年にかけガッチャマンが全3巻でOVAリメイクされた。これも多少のスタッフの変動はあったが、基本的に本作の体制を受け継いでいる。


そして1996年に破裏拳ポリマーが「新・破裏拳ポリマー」の題名でOVAリメイクされたが、この作品では監督が別の人に変わった上で、アートミックがプロデュースから離脱した。結果、このポリマーの方はセールス不振により2巻の打ち切りとなり未完に終わった。ちなみに、このポリマー、ガッチャマンまで担当した福島氏から交代した監督さんは、なんと現在では『まどマギシリーズ』でおなじみの新房昭之である。


因みに、このタツノコリメイクOVAシリーズ、本作を含め脚本統括(いわゆるシリーズ構成)は柿沼秀樹(ガッチャマンではアートミック名義、ポリマーではアートミックとは別口で受けている)が、キャラデザは全て梅津泰臣が、それぞれ担当している。


別名・表記ゆれ編集

キャシャーン(1993)


関連タグ編集

新造人間キャシャーン・原典

CASSHERN・2004年に公開された特撮リメイク映画で唯一の実写作品

キャシャーンSins・三度目のリメイクで2008年に放送された深夜アニメ

インフィニティフォース・2017年に放送。此方は客演で現代風にリファインされている。

GATCHAMAN・タツノコOVAシリーズ第2段。同一スタッフの次作

新・破裏拳ポリマー・タツノコOVAシリーズ第3段。スタッフは大幅に入れ換わっている。(メインでは梅津と柿沼のみ続投)

タツノコプロ アートミック


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