新・破裏拳ポリマー

しんはりけんぽりまー

新・破裏拳ポリマーとは1996年から発売された破裏拳ポリマーのOVAリメイク版であったが、諸要因が重なり2巻の打ち切り未完に終わった。

概要

新・破裏拳ポリマーとは、破裏拳ポリマーを原作にしたOVAリメイク作品である。「キャシャーン(OVA)」、「GATCHAMAN」に続くタツノコリメイクOVAシリーズの第三弾であったが、アートミックが経営悪化(※)で製作から離脱し、後釜にはJ.C.STAFFが据わった。

メインは脚本の柿沼秀樹とキャラデザの梅津泰臣だけは辛うじて残ったものの、監督は新房昭之に交替となりメカニックデザインも石浜真史に交代。前2作とは完全に作風が異次元レベルで異なる作品となった。(監督と現場スタッフが完全に入れ替わっているので当たり前だが)

そして、セールス不振で2巻にて打ち切り未完となった。

※)この経営悪化は単にアートミックの経営悪化のみならず、タツノコプロサイドの経理緊縮も含まれ、両社ともにバブル崩壊による市況の緊縮化が背景にある。

そして思いっきり余談になるがアートミックも1997年に倒産の憂き目に遭う。なおアートミック自体は上述のように本作からは離脱しているので(柿沼の参加は本作においては柿沼個人が受けたアートミック自体は関係ない私的なオファーである)本作の商業成績とアートミックの破綻は全く関係ないので注意。

幻の最終回はポリマーと悪のポリマーと言うべきダークポリマー(便宜上の仮名)との対決、決戦が描かれる予定だった。

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