前後のストーリー
予告
「…僕の傘、知りません?」
「傘?」
「あれっていつだ?」
「前にどんな建物が建ってたか思い出そうとするのにも疲れちゃって…」
「私の記憶のせいなのか…」
「誰なんですあなたは!?」
「楽園を夢見るただの男さ」
次回、ウルトラマンアーク『白い仮面の男』
あらすじ
普段と変わりのない平穏な日常――の中に、まさに恐るべき陰謀が忍び寄ろうとしていた…。
何気ない日々の中で気づく「もの」と は一体何なのであろうか…?
そして――この世界に人々は気づくことができるだろうか…?
今、ユウマたちの目の前に最強の敵が現れる…。
余談
- 今回の予告はBGMがなく、時計の振り子の音のみ流れる不気味な演出をされていた。また、『ウルトラマンネクサス』や『ウルトラマンメビウス』、『ULTRASEVENX』の次回予告のように、ナレーションが予告を読み上げるのではなく、登場人物が次回エピソードのシーンに合わせて台詞を言うようになっている(但しネクサスとSEVENXは次回サブタイトルの読み上げは無い)。
- 映像は一種のミステリアス調になっており、『ネオ・ウルトラQ』や『ウルトラゾーン』の一部ドラマパートのような明度と彩度を落とすフィルター(端的に言うと他作品になるがこれ)がかかっており、終盤で事件の元凶たる柱が消滅すると同時に明度と彩度が元に戻されるという演出が取られている。
- どちらかといえば、怪奇現象の発生と、徐々に追い詰められていきながらも事態を解決するべく奔走する登場人物たちの動向がメインとなっており、主役ヒーローであるウルトラマンアークもわずか1分程度しか登場しないという異色のエピソードである。その内容や演出から、「『ウルトラQ』の1エピソードとして放送しても違和感がない」という意見も多数寄せられた。
- なお、「敵から攻撃を受けている」という劇中の台詞、謎の仮面、“柱”の名を冠する敵等の要素から、別の某有名漫画を連想したという者も見受けられた(どちらかといえば、その派生作品の方が近いかもしれない)。
- 各所にルネ・マグリット作品のオマージュが見られる。
- 劇中でシュウが閲覧していた検索サイトの名前は『YAPOOL!!』となっている。元ネタは言わずもがな。
- 改変世界でヒロシの飼い犬となっていたユピーの写真は、ニュージェネ作品ではお馴染みの辻元監督の愛犬「むーちゃん」のもの。
- ユウマが持っていた持ち手がCの形になっている傘は逆さ傘という逆さまに閉じる折り畳み傘。
- 劇場版『超次元大決戦!光と闇のアーク』はこのエピソードの少し前に起きた出来事とされる。
- 実際、劇中では物語開始時点でシュウが右手に怪我をしていたり、雨に絡んだ怪獣事件が起きていたことが語られるなど、直前に何か重大な事案が生じていたことを示唆する描写があったため、ファンからは様々な憶測を呼んでいた。