人物
桃山学院大学卒業。1960年にテレビドラマ出演の一般公募に応募して合格。『竜巻小天狗』の主役に抜擢され、宝塚映画と契約。関西を拠点に数多くのテレビドラマに出演している。
18歳の時に『若いいのち』で共演した近藤正臣と意気投合し、桜木健一とも交流を深めた。近藤とは、彼の代表作である神津恭介の殺人推理シリーズ他2時間ドラマで多く共演した。この他ABCテレビ制作ドラマの常連ゲストで、同局制作の『赤かぶ検事の逆転法廷』にレギュラー出演した。
1972年、桜木が主演を務めた『刑事くん』にゲスト出演した際にTBSプロデューサーの橋本洋二からウルトラシリーズの次回作の主役候補に選ばれ、桜木や近藤に誘われて受けたカメラテストで『ウルトラマンA』の主人公・北斗星司役に合格し、上京して彼らと同じ事務所に所属する。放送開始前の紹介記事では「二人に負けないよう、この一作にかけて頑張ります」と述べている。なお近藤と桜木も『A』12話にゲスト出演している。
もう一人の主人公である南夕子役の星光子とともに主演した『A』の後半では北斗が単独で変身するようになるが、その際の変身ポーズは高峰と桜木が「仮面ライダーに負けないような変身ポーズを考えよう」と考案したものである。変身ポーズはいくつか考案されたが、採用されたのはもっともシンプルなものであったという。
『A』終了後は時代劇を中心に活躍。1998年に所属事務所を退社。2004年には『ウルトラマンA』、2005年には『ウルトラマンタロウ』のDVD発売を記念して行われた座談会に出席している。
また、ウルトラシリーズが誕生40周年を迎えた2006年には『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』『ウルトラマンメビウス』にて再び北斗を演じ、『メビウス』本編第44話では星との再共演も果たした。
それ以後もたびたびエース役で出演していたが、2020年『ウルトラマンZ』にエースの声で出演オファーがあった際、同年5月に舌癌を患い、右側をかなり切除してしまった事を明かしている。台詞をきちんと言えているかどうかを奥さんに確認してもらい、とくに「ラ行」が怪しいが思い切って引き受けることにしたと語っている。
撮影現場でもウルトラは歳を取らないことと北斗のヤンチャさとエースは大先輩なんだから貫禄出してと言われ、本編の演技となった模様。