木崎カズオ
3
きざきかずお
『ウルトラマンアーク』の登場人物(画像右)。
演:佐久間悠
飛世ユウマの中学時代の同級生であるアマチュア無線士(HAM=ハム)。
〈フィオ〉を名乗る謎の存在との無線交信を日々の幸せとしている。
無線交信では饒舌な一方、対面の遣り取りがまともにできない程に極度の人見知りで、普段は1人暮らしで自室に引きこもっている。
当時同級生だったユウマともそこまで交流が無く、すぐに会話が途切れていた。
フィオに対する遣り取りから、ユウマに限らず親しい知人をつくらずに生きてきた過去が示唆されている。
ノイズラーの襲撃と同時期に、フィオは母星が壊滅状態でもう長くない未来を知ってしまう。
フィオとの今生の別れに慟哭するも、遥か彼方の場所さえ分からぬ星に対してただの人である彼が出来る術は何1つ無く、ただフィオとの最後の交信を聴くしか出来なかった。
最後の通信が途絶えた後は茫然自失の状態だったが、後のユウマの来訪に対しては外出した上でそれなりの会話ができており、フィオとの別れの後は少しだけ前向きになれた模様。
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EPISODE.10:Calling
ウルトラマンアーク第10話『遠くの君へ』、前回とはまた違ったテイストで切なく胸を打つお話でした。まさか、カネゴンのギャグ話の後が2話連続でシリアスな話になるとは…。今回の主人公はユウマでもSKIPのメンバーでもなく、ユウマの同級生である木崎カズオさんです。明るく人当たりが良いユウマとは異なり、どっちかというと独りで過ごすのが好きな、いわゆる『陰キャ』と呼ばれるタイプの人です。趣味は無線機を使った交信。その無線機が遥か遠くの星に住む女性、フィオが発した電波を偶然拾って、そこから2人の交流が始まりました。遠く離れた星と星の二人が、無線の電波を通して交流し合う。SNSで良い意味でも悪い意味でも不特定多数の人達と繋がれる中、無線機を使った『かけがえのない不自由な繋がり』を敢えて魅せる。これもまた、良質で素晴らしいSFです。カズオを演じたのは『仮面ライダージオウ』で加古川飛流/アナザージオウ役を演じた佐久間悠さん、そしてフィオの声を演じたのは人気女性声優の佐倉綾音さんです。交信を楽しむ2人でしたが、その電波が宇宙から騒音怪獣ノイズラーを呼び寄せてしまいました!ザンドリアスと同様にクラウドファンディングで新規スーツが作られたノイズラー、これまで『ウルトラギャラクシーファイト』や『デッカー』に登場はしましたが、チョイ役じゃないメインヴィランを務めるのは原典の80先生以来、本当に久しぶりになります!音を食べる習性を持ち、光線や超音波攻撃といった能力を備えた強敵として描かれたノイズラー、でもやっぱりウルトラマンのカラータイマー音は80先生の時と同じように苦手なようです(笑)。あくまで音波に惹かれて地球に来ただけで悪意は無かったので、最終的にはアークが投げたアークエクサスラッシュを追って地球圏から離れていきました(笑)。そして、ノイズラーの襲来の中でフィオの悲しい真実が明らかになりました。彼女の星は環境汚染が取り返しがつかない程に進んでしまい、住人は汚染に耐えられず死亡、最後に残ったたった一人の生き残りがフィオだったのです。寂しかった彼女は誰かと話がしたくて宇宙に電波を飛ばしました。それを偶然拾ったのがカズオさんだったのです。でも、星のエネルギーがもうすぐ尽きるので彼女はもう交信ができなくなる。その事実はカズオさんの心に深い傷を刻んでしまいました…。交信が途絶えた後の彼女がどうなったのかは誰にも分かりません。普通に考えれば孤独死でしょうけど、異変に気づいたウルトラマンのような存在が彼女を救出してくれる可能性を願わずにはいられません。フィオを喪って深い悲しみに襲われたカズオさんですが、この出来事が彼を少しだけ前向きにしてくれたようです。これからは地球でたくさん友達を作ってほしいですね。さて、次週からいよいよ前半戦ラストエピソードの開幕です!突如宇宙から降りて来たメロディーを奏でる謎のロボットを目にしたSKIPの面々はロボットに自我があると考え、対話を試みます。しかし、厳しい現実が彼らを待ち受けているようで…。宇宙から降りて来たメロディーを奏でる謎のロボット、何か量産型クソコテを思い出しますね(笑)。次週も楽しみにしています!12,092文字pixiv小説作品