概要
その名の通り額に三つ目が存在している種族。
とても希少な種族であり、シャボンディ諸島における人身売買オークションにも記載されていない程。
それどころか多種多様な種族が暮らしている万国ですら、幼少期のプリンが「化け物」扱いを受け迫害される等、人間離れした体格の人物がゴロゴロいるワンピースの世界の中でも異様とも言える扱いを受けている。
種族特有の能力として第三の目が「真の開眼」をすると言われている。
詳細は不明だがリンリンはこれにより「万物の声」が聞こえるようになると予想しており、プリンが歴史の本文(ポーネグリフ)を解読できる存在となる事に期待を寄せている。
一方でリンリンがこの事を知ったのはプリンがある程度成長した頃のようで、現在は「隠し玉」として過保護に接しているが、幼少期の頃は三つ目を気味悪がって冷遇していた。
プリンは人間とのハーフであるため「真の開眼」に至れるかは本人にもわからないらしい。
人物
現在作中で確認できる三つ目族は、ハーフであるシャーロット・プリンただ一人だけである。
作中の背景のモブですら他の三つ目族は一切確認されておらず、その希少性は徹底されている。
純粋な三つ目族である(と思われる)プリンの父親の行方は不明。
母親の方針から他の夫達と同様追放されたものと思われるが、リンリンが三つ目族の能力を知った後も夫を再利用せずに気長にプリンの開眼を待ち続けているあたり、すでに亡くなっている可能性もある。もしくは、プリンの父親は三つ目の特徴を持っておらず、隔世遺伝か先祖返りによってプリンの血筋が発覚した可能性もある。
これらの希少性は、恐らくはルナーリア族やバッカニア族と同じく世界政府にとって滅亡を望まれた為に淘汰された事が、ベガパンクの発言によって考察されている(特に「真の開眼」で歴史の本文を解読される事は、世界政府にとっては極めて不都合である事が想像に難くない)。
しかし、真の開眼をすることで歴史の本文を読めるようになるとはまだ言い切れない。
リンリンが真の開眼に期待しているのはロジャーが万物の声を聞いて歴史の本文を読んだことが要因だが、実際にロジャーは万物の声自体は聞けたものの、歴史の本文は光月おでんの力を借りて解読していた。そのため、リンリンの認識とロジャーの実態に齟齬が生じている。
よって真の開眼をすることで歴史の本文を読めるようになるとは限らないのである。
もっとも、歴史の本文とは別にズニーシャのような空白の100年より生き続けている生き証人が存在するため、万物の声を聞けることでそれらから情報を聞き出せるのならば、世界政府にとって不都合な存在であることに変わりはないだろう。