概要
偉大なる航路新世界にあるエルバフ島を領土とする巨人族の王国。かつて戦争に明けくれた世界最強の王国と称されている。
国全体を「エルバフ」と呼ぶ俗称が一般的であり、正式名称の「ウォーランド王国」はあまり使用されていない。
有望な巨人族の戦士を数多く輩出してきたことで有名であり、100年以上前の『巨兵海賊団』の伝説も相まって、世間では『世界一の強国』『巨人族の総本山』とも称される。
近年は国王ハラルドが息子である王子ロキに殺害される事件が発生し、現在ロキは投獄されている。
主要人物
王族
エルバフの王子。63年前に誕生した。
ビッグ・マムの娘シャーロット・ローラに一目惚れして政略結婚が進んでいたが、ローラが脱走したため、ビッグ・マムとエルバフの関係は再び断絶することとなる。
数年前に父ハラルドを殺害して「伝説」とされる悪魔の実を奪った事で「呪いの王子」と忌み嫌われ、宝樹アダムに6年間縛られ続けている。
エルバフの王であり、ロキの父。
エルバフに於いて「伝説」とされる悪魔の実を狙ったロキに殺害された。
巨兵海賊団
元巨兵海賊団の二人の船長。通称「青鬼のドリー」「赤鬼のブロギー」。作中で初めて登場したエルバフの巨人族たち。
些細なことから102年に渡りリトルガーデンで決闘を続けてきた。
元巨兵海賊団の船員。エニエス・ロビー編で登場。
ドリーとブロギーが決闘を始めてから50年経ってもどちらも戻って来ないことに心配し、52年前に二人の元へ赴こうとしたところを海軍に捕らえられ、世界政府から「インペルダウンに捕らえられたドリーとブロギーを解放したくば100年ここで門番をせよ」と嘘を吹き込まれていた。50年目に麦わらの一味(とその協力者)が攻め込んで来て敗れてしまうがウソップからドリーとブロギーが今でも2人がリトルガーデンで決着のつかない決闘を続けていると言う真実を聞かされ、世界政府を裏切る。
エニエス・ロビー崩壊後は、一時ウォーターセブンで世話になった後にエルバフに帰還。
元巨兵海賊団船長。世界最高齢の戦士で、巨人族の英雄。
地面につくほどの長いひげを生やした2人の老戦士。ヤルルは戦士としての誇りを重んじ、長生きではなく死に様こそが戦士の証としている。笑い声はヤルルが「ボジャジャジャ」、ヨルルが「ザバババ」。
ヨルルは幼い日のビッグ・マムことシャーロット・リンリンが食いわずらいを起こして正気を失い暴れたのを止めようとするも、返り討ちを受け死亡してしまった。それがきっかけとなり世界中の巨人族はリンリンを憎悪している。
新巨兵海賊団
新巨兵海賊団船長。
エルバフ出身の新世代の戦士。例の事件で彼もまたリンリンを憎悪している。
かつてはバギーズデリバリーに勤めていたが、ドレスローザでの一件後にバギーの元を離れ、ルフィの子分として麦わら大船団の傘下に加わる。
新巨兵海賊団船医。ハイルディンの幼馴染で、例の事件以前はリンリンと仲良しだった。
巨人族の女性。武器は斧。
新巨兵海賊団船大工。ハイルディンの幼馴染。かつて人間屋で売られそうになっていたが、麦わらの一味とシルバーズ・レイリーの大暴れにより難を逃れた。武器はハンマー。
なお同名のキャラがアニメオリジナル回でも出ているがこちらは人間。
新巨兵海賊団航海士。63歳。
長髪で剣を持った人物。変態。
新巨兵海賊団コック。63歳。
どっしりとした体格で金棒と顔のついた盾を持つ人物。
住民
巨人族の少年。
詳細は不明だが幼少期のハイルディンを鍛えていた人物のことだと思われる。
元ネタは昭和のロボットアニメ『勇者ライディーン』と思われる。
エルバフ関係者
四皇の一人。通称ビッグ・マム。幼少期に国外追放されエルバフに置き去りにされた。その後はマザー・カルメルに引き取られ彼女の元でしばらく暮らしていた。
エルバフで孤児院「羊の家」を開いていたシスター。
カルメルが人間と巨人族の間の交易・交流を取り持ったことで誕生した初の巨人族の海兵。
出身地不明。