ロード(ONEPIECE)
ろーど
他のメンバーと共に一時期はバギーズデリバリーに所属していた。
容姿
口もとまで隠れたマフラーが特徴的な人物。右目は髪で隠れている。腰には剣を添えているため、剣士である模様。
また服装は洋装に近いデザインであり、基本的にバイキング風の装いが主流な巨人族の男性としてはかなり珍しいファッションをしている。
新巨兵海賊団 ハイルディン スタンセン ゴールドバーグ ゲルズ
カバジ:元雇い主のところの幹部。「マフラーで口元を隠している」「前髪で片目が隠れている」「(ほぼ曲芸師だが)一応剣士である」などいろいろ共通している。
原作1127話以降のネタバレ注意!
巨兵海賊団との協力によりエッグヘッドを脱出し、エルバフへ向かう麦わらの一味。しかし道中でルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパーが謎の失踪を遂げる。そして目が覚めると彼らは合成樹脂のブロックで作られた不思議な世界に迷い込んでいた。そこは住民から「太陽神」と崇められている謎の巨人族が治めている場所であり、迷い込んだルフィ達は成り行きで太陽神の下僕である猛獣を蹴散らしたことで怒りを買い、追い回される羽目に。しかし1129話における太陽神の回想シーンにて、衝撃の事実が発覚する......
なんと太陽神を名乗るこの巨人族の正体こそがロードであり、偶然にもエッグヘッド近海の「眠霧地帯」に迷い込んで眠ってしまったルフィ達を乗せたサニー号を下僕のムギンが運んできたことで、彼らを“生人形(リヴドール)”として自身が作成したブロックの世界に持ち込むことを決意したのである。
新巨兵海賊団の一員であるロードは立場的にルフィの傘下(子分)にあたるのだが、ロードのみは誇り高きエルバフの戦士が小さく弱い人間の下につくという事実を認められず、当初よりハイルディンに内心反対の意志を示していた様子。
逃げる一味達を捕まえようとするが、ナミによるゼウスの攻撃を喰らい倒れた。その後、城へとやってきた仲間のゲルズとゴールドバーグによって起こされたからか、身体中はコゲてはいるものの復活して逃げた麦わらの一味を必死に追い掛けていき、再び捕まえて閉じ込めようとナミとチョッパーに向かって飛び掛かるが、ゾロとサンジが倒した巨木に激突。さらに追いついて来たゲルズとゴールドバーグに追い打ちで制裁される。(その際、「ハウエヴァ!!!」と叫んでいるが、これはGLAYの楽曲『HOWEVER』が元ネタ。グループ30周年を祝して送られたものだそう。)
麦わらの一味は新旧双方の巨兵海賊団にとって恩人でもあるので、こんな狼藉を起こした彼はタダでは済むはずはなく、ルフィ達が巨兵海賊団達と合流した時は鎖で縛られて磔にされていた。しかも、ハイルディンからはルフィ達に「この4人がお前達の傘下「新巨兵海賊団」だ!!」と紹介した時に、自分が外されていることに気付いて瀕死ながら「ごに゛ん(5人)……」と呟いていた。
ゲルズも「全部説明して償わせる」と報告することを発言しており、船長のハイルディンやドリーとブロギーら巨兵海賊団達に知られて更なる制裁が待ち受けてるのがほぼ確実である…。
人物像
一人称は「拙者」で、語尾は「ござる」といったワノ国の侍と同じ古風な口調で話す。ブロック世界に連れ込んだ人間達の事は「生人形(リヴドール)」と呼称し、また特に気に入った生人形(ゲルズにも)には「〇〇たそ」という変わった愛称を使用する。
巨人族の留置所を改造して精巧なブロック世界を作成していたり、生人形にはそれぞれ世界観に合わせた服装を作って着用させていたりすることから察するに、手先もかなり器用な様子。
「太陽神」として活動する際は牛の頭蓋骨のような仮面を被ってローブを羽織り、先端が太陽のような形の杖を所持している。ちなみに笑い声は「デフフ」。
......以上の事から分かる通り、彼は一言で表せば「オタク気質」の人物といえる。
また、かなりスケベな性格をしており、ナミに生人形用の服を着させようとした際は「推せる」と発言するほど気に入り、気持ち悪いほど興奮した様子で着替えを行っていた模様(それを察したサンジから「エロ巨人」と侮蔑されている)。
なお、推しの概念は女性だけに限らないようで麦わらの一味が自分の想定を超えて暴れた時には自分の世界に新たな歴史が生まれるということにも興奮していた。
ゲルズからも「ハイルディンはどうして彼を仲間にしたのかわからない変人」と称されるなど性格面の評価は散々だが、ゴールドバーグ曰く航海士としての腕は確からしいので、ハイルディンからはその点を見込まれてスカウトされたと思われる。
ゲルズは、あのロキを差し置いて「エルバフの恥」と呼ぶ程にロードを嫌悪しているが、当の本人はその扱いに喜びを感じているようで、どうやらこっちの趣向まで持ち合わせている可能性が高く、上記の人物像と合わせて考えると、作中の登場人物の中でもトップクラスに濃いキャラクターである。
下僕(ペット)
- 蜜蜂兵(スティングモル)
人間と同等の体躯を誇る巨大蜂。ゾロ、サンジ、ナミに襲いかかったが返り討ちにされた模様。
- 針神様(名称不明)
巨大なハリネズミ。臆病ゆえにかなり警戒心が高い性格。偶然通りかかったナミに驚くと同時に立腹し、攻撃態勢に移っていた。最終的にゼウスの落雷で気絶。
人間が豆粒ほどにしか見えない様なサイズの巨大な猫。ライオンの姿に変身するシーンがあり、もしかすると動物系悪魔の実の能力者なのかもしれない。縄張りであるビッグステイン城にてナミとウソップを襲っていたが、直後にルフィ、ゾロ、サンジに倒される。その後は治療を受けたばかりの時に報復に出たが、「覚えてろ(チョッパー訳)」と悪態を吐きつつもルフィに力関係を叩き込まれてしまった故に逆らえず、そのまま移動手段として利用された。
- グルトバニー
生人形達から「耳神様」と崇められている巨大な兎。ラパーン以上に凶暴な肉食ウサギである。迷い込んだばかりで単独行動をしていたルフィに襲いかかったようだが、返り討ちにされた挙句「焼きウサギ」にされ食べられてしまった。
- 巨大ネズミ(名称不明)
人間より二回りほど大きなサイズのネズミ。ロードの自室に侵入したルフィ達に牙を剥くも、返り討ちにされた。
- ムギン
人間の頭蓋骨を被った巨大なカラスで、主にブロック世界およびエルバフ近海の偵察を行っている模様。遭難したサニー号を攫った犯人でもある。ロードの自室に侵入したルフィ達に牙を剥くも、ゾロに斬り伏せられた。
名前の由来は北欧神話の最高神オーディンに付き従う二羽の渡鴉「フギン」と「ムニン」。おそらくその二羽の名前を合体させたネーミングであると思われる。
- ヒルムンガルド
ロードの自室に侵入したルフィ達に襲いかかった大蛇。ルフィと戦闘になるも、ギア5のパワーを前に敗れる。
名前の由来は北欧神話に登場する巨大な毒蛇の怪物「ヨルムンガンド」。おそらく「ヨル(夜)ムンガンド」↔「ヒル(昼)ムンガンド」という言葉遊びと思われる。