鬼婆
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おにばば
日本の伝承における女性の鬼。転じて既婚の女性や年老いた女性に対する揶揄でもある。
一般的に人間の女性が宿業や怨念によって鬼と化したのが鬼女、その中で老婆姿のものを「鬼婆」という。
有名な伝承に能の『黒塚』等の元になった福島県二本松市にある安達ヶ原に棲み、人を喰らっていたという「安達ヶ原の鬼婆(あだちがはらのおにばば)」と、
東京都台東区花川戸に伝わる「浅茅ヶ原の鬼婆(あさぢがはらのおにばば)」がある。
山姥等の女妖怪と同一視される(例:「三枚のお札」)が、山姥には足柄山の山姥(金太郎の母)や「ちょうふく山の山姥」のように人間側な存在もある一方で、鬼婆はまず人にとって害をなす存在でしかない。
転じて既婚の女性や年老いた女性に対する揶揄でもある。(性格が悪かったり、怒ると怖いという意味で)
代表的なのが夫に執拗に暴力をふるう『ダメおやじ』の雨野冬子など。若い時は美少女や美女だったのが、結婚すると鬼婆に…なんてことに。
それが『ドラえもん』のしずかちゃんみたいな子でも(と言ってもこれは息子のノビスケにとってはの話。のび太にはよくできた・むしろできすぎた妻で、ノビスケの性格がジャイアン寄りな問題児故)
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