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解説編集

1998年の「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98」にて放映された、漫画『ONE PIECE』の初映像化作品。上映時間は約29分。

翌年に放送開始されたテレビシリーズのパイロット版にあたるが、制作会社が東映アニメーションではなくProduction I.Gであるためか作風は大分異なる。また主要キャラクターの3人とも、テレビシリーズとは異なる声優がCVを担当している。


後に『コードギアス』を手掛ける谷口悟朗氏監督デビュー作である。

同氏はその後、24年という期間を経て『ONE PIECE FILM RED』を手掛けることになる。

またキャラクターデザインは、後に『フレッシュプリキュア!』等を担当する香川久氏。


ビデオソフトは週刊少年ジャンプで応募者全員に配布されただけで一般販売されていなかったが、2022年7月の連載25周年および『FILM RED』公開記念のYouTube配信番組内で谷口監督のインタビューとともに放送された。


あらすじ編集

食料が尽き、海を漂流していた麦わらの一味(時系列的にはオレンジの町編とシロップ村編の間と思われる)。

そこへ突然、大砲の弾が飛来して一味の舟を粉砕し、そして海中から大きな首長竜が襲い掛かった。

ナミは首長竜にさらわれ、ルフィとゾロは流されてしまう。


2人が目を覚ますと、そこは海賊ギャンザックに支配されたとある島の砂浜だった。

ギャンザックに父親をさらわれたという少女メダカと出会った2人は、その本拠地である「悪魔の塔」へと乗りこむ。


登場キャラクター編集

麦わらの一味の船長。シリーズ初期なうえにパイロット版ということもあってか、現在とのキャラの違いが目立つ佇まい。

「おかわりくれ!」とかではなく「おかわりください!」と敬語を使う珍しいシーンが見られる。


麦わらの一味の剣士。


麦わらの一味の航海士。といってもこの時点では「手を組んでいる」状態。アーロン一味との戦いの前ということもあってか「泥棒猫」っぷりが健在であり、峰不二子のようなムーブを見せる。


ゲスト編集

ギャンザック海賊団船長。とある島を支配し、住人を強制労働させている。強制労働施設はその見た目から「悪魔の塔」と呼ばれている。


島に住む少女で鎧を着ている。海賊のことが大嫌い。


メダカの祖父。ギャンザックに搾取されたにもかかわらず、なけなしの食料をルフィ達に振る舞った。


メダカの父親。ギャンザックに徴用されている1人。


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ONEPIECE

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