概要
2023年7月30日に放送されたアニメ版『ONEPIECE』第1071話の予告は、明朗高らかに伝説の神様〝ニカ〟を謳う内容。
特に放送時点で原作には無かった形容「笑う門(かど)には〝ニカ〟来(きた)る」が印象的。
また後述の意図から転じて、作品投稿サイト「pixiv」なら〝ニカ〟が到来・描写される関連作品へ符応(タギング)ができる語句。
なお映像化される本話は作中世界においても多大な秘密が明らかになる「神回」であり、アニメ版1071話の副題から自然と「何が物語る」かを察せれるが、その重要事項は【???】(リンク先ネタバレ要注意)を参照されたし。
留意
本稿「笑う門には〝ニカ〟来る」は、原作『ONEPIECE』で多用される括弧≪〝〟≫を交えた表記。他情報源では括弧付けなしなど表記ゆれもある事に留意。
解放の戦士(かみ)が来る
アニメ版『ONEPIECE』第1071話の予告で謳われる〝ニカ〟という存在。
作中世界では周到に秘匿されてきた神の名前。
初登場は、偶然に〝ニカ〟の伝説を知った諜報員、フーズ・フーの語りにて。彼の伝え聞いた御伽噺では「太陽の神様であること」「太古の昔に奴隷達が信じ、人を笑わせ苦悩から解放してくれる伝説の戦士」と、実に幻想的な絵物語であった。
そして後に、原作1044話・アニメ1071話で再登場した際には〝解放の戦士〟〝太陽の神〟とも称される〝ニカ〟が物語られる神回となっている(神様だけに)。
アニメ版第1071話の予告では、明朗豊かな言葉遣いで〝ニカ〟を謳っている。特に「笑う門(かど)には〝ニカ〟来(きた)る(※)」の惹句(じゃっく:相手を惹きつける煽り文、キャッチコピーとも)が印象的。
※此処では原作で多用される語句≪〝〟≫を交えた表記で記述。
これは諺「笑う門には福来る」へ因んでいると分かる。この大要は『笑う所には縁起の良いことが訪れて来るだろう』『笑顔でいれば幸福がやって来る』など、希望的(ポジティブ)な志向を現した言葉。
そして本作『ONEPIECE』の作中世界に在る伝説〝ニカ〟は≪笑い≫≪幸福≒自由・解放≫≪導き≫といった関連・重複の要素が多数みられる。この連想を前述のことわざと組み合わせ「笑う門(かど)には〝ニカ〟来(きた)る」と表現する事で、意味合いとして『笑いある戦場に〝解放の戦士〟〝太陽の神〟の〝ニカ〟が降臨』というような、最高最適な形容がされている。
転じて、作品投稿サイト「pixiv」ならば喜色満面の〝ニカ〟や、これに由縁する【???】といった関連作品へ符応(タギング)ができよう。
補足・余談
英訳では「Forture comes in by a merry gate… of Nika.」と表現される。
原作における〝ニカ〟の到来場面には〝解放のドラム〟と呼称される音響も関連する。即ち〝解放のドラム〟が聴こえる所には〝ニカ〟が来る事を意味し、これは「ドンドットット♫ ドンドットット♪」などと表現(オノマトペ)される。
アニメ版『ONEPIECE』第1071話の放送日、2023年8月6日は、劇場版『ONE PIECE FILM RED』の公開日と同日であり、FILM REDの1周年にあたる。また本映画は〝ニカ〟の関係もある作品。
因みに、第1071話からED曲が17年ぶりに復活、次話・第1072話の予告に続きFILM REDが再上映される告知もされている。
関連動画
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