データ
性別 | セ |
---|---|
生没年 | 2018.3.18-(6歳) |
血統 | 父:Acclamation/母:Folk Melody(by Street Cry) |
毛色 | 鹿毛 |
出生地 | アイルランド |
オーナー | 劉柏輝(Lau Pak Fai) |
調教師 | C.シャム(HK) |
概要
生い立ち
父Acclamationは短距離路線で種牡馬として活躍。マッドクールの祖父でもある。母Folk Melodyは未出走だが、 その父Street Cryはゼニヤッタ、ウィンクスを輩出するなどの良血。アイルランドで生まれた後、去勢の上香港へ渡る。
3-4歳シーズン
3歳秋シーズンにデビュー。4勝を挙げて香港クラシックに参戦。その香港クラシックではカルフォルニアスパングルとの激闘となる。1戦目の香港クラシックマイルは半馬身差で勝利。しかし、香港クラシックカップはカルフォルニアスパングルの4着に敗れ、初の敗北。その後の香港ダービーはアタマ差差し切り勝利。そのままQE2に参戦。ロシアンエンペラーもいる中、断然の1番人気に支持され、2馬身差で勝利し初GⅠ制覇。
4-5歳シーズン
4歳シーズンはその後の主戦となるJ.マクドナルド騎手と初タッグを組んでジョッキークラブCから始動し、香港カップでは日本勢5頭、さらにBCマイル覇者オーダーオブオーストラリアもいる中、2着ダノンザキッドにレース史上最大着差である4.1/2馬身差で勝利。勝ち時計1:59.70は香港カップが2000mになってからのレースレコード。その後、翌年春に香港トリプルクラウンに挑戦。その1戦目である香港スチュワーズカップでは、その年の香港マイルで競り合ったゴールデンシックスティ、カルフォルニアスパングルが参戦し、BIG THREEと言われる激戦となった。そのレースで2頭を差し置いて1番人気に支持されるもゴールデンシックスティの2着に敗れる。その後の香港ゴールドカップ、本質が中距離というのもあり、ここも1番人気に支持されるものの、またしてもゴールデンシックスティの2着に敗れる。最後のチャンピオンズ&チャーターカップでもロシアンエンペラーの2着に敗れ、三冠どころか、一冠も取ることはできなかった。ただ、香港ゴールドカップからチャンピオン&チャーターズカップの間に行われたQE2は後にライバルになるプログノーシスら相手に2馬身差の勝利で連覇を果たした。
5-6歳シーズン
香港3シーズン目はオーストラリア遠征から始動。ターンブルSをステップにコックスプレートに挑むプランで遠征を発表した。ターンブルSは1番人気に支持されるも4着に敗れる。ただ、その後のコックスプレートでも1番人気に支持されると、ミスターブライトサイドをゴール直前で差し切り、香港調教馬として初めて優勝した。その後帰国し香港カップに参戦。プログノーシス、ルクセンブルクなどメンツも揃うも、アタマ差で優勝。
年明けは香港ゴールドカップから始動。ヴォイッジバブルとの競り合いを制しGⅠ6勝目を挙げる。その後、安田記念参戦を表明、その次走としてQE2に挑み、プログノーシスを残り100mで差しきり3連覇達成。そしてプラン通り安田記念に参戦した。
安田記念
その安田記念には、香港ゴールドカップで競り合ったヴォイッジバブルも参戦を表明。香港勢2頭での参戦となった。1年半ぶりのマイルということもあり、距離を疑問視するファンもいたものの、これまでの実績が他馬に対して抜けていること、昨年覇者のソングライン筆頭に有力馬引退で混戦ということもあり、レース本番では単勝3.6倍の一番人気に支持される。中団で進み、残り400mから一気に進出。ソウルラッシュ、ナミュールも迫るも半馬身差で振り切り、その人気に応えるように日本勢を相手に勝利。香港馬として18年ぶりの安田記念制覇を果たした。
このレースで今シーズン終了を表明し、休養。1シーズン間でのGI5勝は香港競馬レコードであり、同シーズンで年度代表馬に初めて選出された。
6-7歳シーズン
安田記念の勝利で天皇賞・秋の参戦を期待されていたが、回避。ジョッキークラブカップから香港カップ3連覇を目指し、その後はダート挑戦が検討されている。