概要
東の海のゴア王国の貧民街にしてゴミ捨て場のグレイ・ターミナルを根城にしていた海賊団。船長はブルージャム。船の名前は「ブラッドバタコ号」。
主人公モンキー・D・ルフィが最初に戦った海賊でもある。
本編において
ルフィの幼少期、二人の義兄であるエースとサボとの出会いが描かれた過去編に登場。
東の海の平均懸賞金300万ベリーを大きく上回る1430万ベリーの賞金首ブルージャムを船長とし、やはり平均懸賞金を僅かに上回る340万ベリーの賞金首ポルシェーミを配下に抱える海賊集団。ゴア王国の貴族に上納金などの賄賂を渡し、根城であるグレイ・ターミナルで好き勝手悪行をしている一方で貴族達の裏仕事をしていた。船長のブルージャムを始め、女子供相手だろうと容赦しない残忍この上ない無法者の集まり。
構成員ポルシェーミがルフィ、エース、サボと悶着を起こした末に敗北、その失態を咎めたブルージャムによって射殺される等の冷酷な組織。
ブルージャムは貴族の地位への憧れを持ち、成り上がろうという野心こそ持っていたが偉大なる航路進出の野心や冒険心は持ち合わせていなかったと思われる。
やがて天竜人がゴア王国を訪れる際に邪魔となるグレイ・ターミナルを焼き払うように貴族の地位を餌に依頼され、大放火と大量虐殺を行ったが、王国は約束を反故にして脱出経路を塞ぎ、彼らも炎の中に置き去りにされてしまう。実は王国は当初からブルージャムを使い潰す腹積もりであり、市民たちには「出火はブルージャム海賊団の独断専行」という噂を流し全部の罪を擦り付けていたのだ。
ブルージャム一味は自分たちを見捨てたゴア王国と貴族への復讐ついでにエースとサボが隠していた海賊貯金の奪取を目論むも、覇王色の覇気を無意識に発動したエースに手下たちがバタバタと倒れていく。ブルージャムは単身エース達の育ての親でもある山賊・カーリー・ダダンに戦いを挑むも、最後は泥沼の抗争の末に壊滅したとされる。